田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ヒゲといだてん~カウンターパート

2019-03-07 14:52:44 | ヒゲの毒舌
小学5年の時、しょっちゅう走らせられた事は、そんなに悪い訳ではありませんでした。
走る事を強制させられたことで、ヒゲの虚弱体質が改善したのですから。
これが、大きい! 体力は、総ての分野で必須だからです。

長距離ラン優勝は、その一端でしかなかった。
それはそれで、ありがたいものだったのですが、失うモノも大きかった。
小学6年生になると、漢字の書き取りテストが始まりました。
そして、成績の悪い順に10名程が、居残り学習させられることに!
当然、ヒゲも居残り組。
再試験をクリアした者から、下校を許されます。
           
辺りが暗くなる頃、教室は、とうとうヒゲが最後のひとりになりました。
どうしてもクリア出来ない小学生は、T野先生に尋ねます。
すると、先生は 「 教科書どおりに書きなさい! 」
ヒゲ小学生は教科書どおりに書いてるハズですが、何度やっても不可です。
漢字の形は、ちゃんと合っているつもりなのに。
教科書どおりの意味合いがわからないのです。
           
習字の時間、走ってばかりだったヒゲは、ついぞ筆を持つ機会がありません。
つまり、漢字の “ ハネ・トメ・ハライ ”  等の概念を全く理解してなかったのです。
だから、教科書どおりの漢字を書くことが出来ないのです。
          
許されて、真っ暗やみの校庭をトボトボ帰るヒゲ小学生。
以来、嫌いになった漢字との関係は、現在に到るまで続いているのです。
          
何事も、表と裏があるものです。
功と罪、あるいは光と影とでも言いますか。
習字の時間中を走ることで体力を得たのが功なら、
筆を持たないことで漢字書きの機会を亡くしたのは罪でしょう。

つい先日、小2のゴジラ孫の書き取り宿題を見て驚きました。
完璧な教科書の字体で、三重花丸にSまで付いていました。
そうか! T野先生が言う教科書どおりの漢字とはコレの事か。
      
なるほどネ~! 孫の解答用紙の見事さに、ヒゲ爺は顔色なしですワ。
そんな漢字嫌いのヒゲですが、最近はNHKの顔真卿の特集番組に興味津々なのが笑わせる。
               
習字のイロハも知らないクセに、王羲之だと~!?
                    

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