田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへの誘い〜イカ

2020-06-14 18:41:17 | 田園ものがたり
天ぷら専門店での映像で、感心したのがありました。
アオリイカかモンコウイカだったでしょうか?
包丁の切っ先を使って、上身を細く刺し身状に切りました。
なるほど! こうすると、揚げたイカでも柔らかく頂ける。
しかも、粘りの強いイカですから、切ったままでも離れない。
そのまますくって、溶き天ぷら粉に入れることが出来る訳や。
ハアー、さすが専門店、上手いことやるな〜! (笑)

田園では、わざわざ天ぷら用にイカを用意することはありませんでした。
注文の度に、刺し身用イカを転用するのでした。
ある日の田園カウンターに、常連の客が綺麗どころを連れての来店です。
注文の天ぷらを揚げている時でした。 「 バチッ!  」 
天ぷら屋には、恐怖のサウンドが響きます。
揚げていたイカが弾けたのです。 イカの処理が悪かったのでしょうか?
弾けた油は、なんとキレイどころの白いスーツの襟元に!
しかも、見るからに真新しい高級そうな服。
ヒゲ達は青ざめます。  
          
カウンターで使っていたフライヤーは、専門店で使っている様なドーム型の
覆いがあるものではありませんでした。
揚げてる工程を、客に見てもらえるようにしていたのです。
当然だけど、カバーがないから、油跳びのリスクは避けられない。
               
慌てて、跳んだ油を拭いながら、弁償とクリーニングを申し出ますが、
固辞されます。
やがて閉店の時間になり、ヒゲ達は早々にレジを締めて店を出ました。
ヒゲ夫婦と浪ヤンの三人で、今日のお詫びに向かうのです。
くだんの綺麗どころは、お店のママさんでしたから。
高価なボトルを入れ、スタッフには振るまいビールで、飲めや歌えやの
ドンチャン騒ぎ    (笑)
随分な散財をしたのでございました。

そして今、新聞紙上では、コロナ禍で苦しむ熊本市街の状況が伝えられます。
特に、自粛要請された飲食店の火の車状態は厳しいものです。
社交飲食業組合の代表として、先程!の油禍のママさんが実情を訴えていました。
ヒゲ達とは不思議な縁の方が、頑張っておられたので御座いました。

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コメント (2)
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