田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ハケンの品格 1990

2020-06-24 15:37:20 | 田園ものがたり
最近のブログ “ 厄入り儀式 ” のネタを書いている頃です。
TVドラマの再放送で 『 ハケンの品格 』 が、流れてました。
         
その映像の中で、ハケン社員がしみじみと語ります。
「何処に行っても派遣先では、イジメ・こき使い・差別されるのが辛い。」
        

さて、話は1990年前後ぐらいの田園の店。
今日の吉兆の間には、厄入りの予約が入っています。
いつものように、三方に載せられた鯛の姿焼きが回され始めた頃です。
部屋のボウズ・スピーカーからは、“ 明日に架ける橋 ” が流れています。
      ♬ When you are weary, feeling small, 
           when tears in your eyes, I will dry ♬ 

  
ちょうどその時間、派遣のコンパニオンさんがひとりでやって来て、
店の入り口の緋い毛せんの待合に座って、出番を待っています。
そんな彼女の所に、アルバイトのサッちゃんがお茶を運んで行きました。
驚いた(!)表情で、お茶を受け取るコンパニオンさん。
やがて茶を飲み終えて、気合いが入った表情になって、吉兆の間に向かいます。

部屋では、厄入り恒例の儀式が、ママの采配で行われていました。
朱塗りの大杯(一升入り)に酒が注がれて、祝宴の出席者全員で回し飲みです。
厄入り用に使う祝い酒は、富山の立山・本醸造に決めていました。
厄を乗り越えて、男を立てて下さいとの、“ 立身出世 ” の願いを込めて。
          
主役のKさんは、コンパニオンの登場で、ご機嫌も本調子に!
暫くして、ヒゲが呼ばれます。
まぁ、いつも一緒に飲む仲ですから、なんの遠慮もなく部屋に入りました。
正座して、厄入りのお祝いを奏上しようとした時、事件(?)が起きた。
 
                        ~~~ つづく ~~~
   人気ブログランキングへ 
 http://blog.with2.net/link.php?1046790  
         ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする