ベンケーシーが怖い？

今年はじめの話題に　『　北の金ボンが行方不明？　』　とのニュース。
中国から医師団が駆けつけて、心臓血管の手術をするも重体になったとの
憶測も流れた。
なにしろ、アノとんでもなドテ腹です。　(笑)
あらゆる成人病の見本みたいな体型。
いつ、どんな病気になっても、不思議ではないと思うでしょう。
“　心血管　”　と聞いて、ひょっとしてヒゲと同じ　“　カイリ　”　か？

そんな不穏な憶測から2週間ほどして、ボンの元気な様子の映像が流れた。
その後のニュースの映像で、誰かがボンの右手首の傷を見つける。
これは、カテーテル手術の跡ではないか？　
巷の噂に、ヒゲも、なるほどガッテン！
しかし、　「　傷の位置がどうもおかしい？　」　と専門家の意見も。

数年前のある日。　
ヒゲは、不思議な病症に襲われていた。　
風邪も引いてないのに、声がかすれるのです。
温度差によって発生する、いつもの痰（タン）でもありません。
取り敢えず、耳鼻咽喉科の診察を受けます。
ところが、医者の診断は驚くものでした。
直ぐに、国立病院へ電話を入れると、救急外来に来るようにとの指示。
即、入院です。
新たな動脈瘤が出来て、気管の神経を圧迫していたのです。
諸々の精密検査で、他にも気になる箇所が判明します。
最初の乖離手術の時に、修復した動脈弁辺りにも何かありそうな？
ヒエエエ〜　　非常に厄介な状態と云う事がヒゲにも判ります。
開胸しての手術か？　カテーテルでのステント挿入か？
ステントにするなら、どういう術式にするか？
画像を共有しながら４人の医者達が検討するのに、長い期間が掛かりました。

結果は、ステント挿入に。
開胸を免れた事が、ヒゲに少しの安堵感を持たせてくれました。
数日後の朝、ストレッチャーに仰向けに乗せられ、上を向いたまま運ばれる
ヒゲの視線は　・・・・・　。
　　　　　　　　　　　　
手術室に向かう廊下の小さい天井灯が流れて行く光景です。
昔のTVドラマを思い出して、ヒゲは恐怖感に捉われました。

６０年代、米国製TVドラマ　『　ベン・ケーシー　』
「　ベン・ケーシー　」　云うても、テレ朝人気ドラマの　“　ドクターX　”　に
登場する名医紹介所で暮らす　“　デカい飼い猫　”　の名前ではありません！
　　　　　　　　　　　　　
６０年代の日本でも放映された、外科医が主役の医療ドラマです。
そのイントロのシーンは、脳腫瘍の手術を受ける為ストレッチャ―に乗せられた
患者の視点。
天井に埋められた電球がスライドして行くだけのモノトーン映像。
そう、ヒゲが国立病院で、手術室に運ばれる時に見たのと同じ光景！
頭を開くと云う術式が、少年ヒゲの恐怖心を煽ります。
やがて、画面にはオジさんが登場し、黒板に描き込む有名なシーン。
　　　　♂　　♀　　誕生　　死亡　　∞
　　　　　　　　　　　
その黒板に描かれた　〔　誕生　〕　と　〔　死亡　〕　の記号は？
思い出そうとしていたら、手術室に着く。
室内には、クラシックが流れていた　・・・

　　　　　　　
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