田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

危険がいっぱい②

2020-08-17 16:36:31 | 2人3脚チンタラ道中
コロナ自粛で、ステイホームが続いている障がい者のヒゲ。
我が家に居れば安全かと云うと、嫌々、危険がいっぱいなのです。
昨年は、野村監督が風呂場で亡くなっていたニュースに接しました。
週刊誌の情報によると、決してレアなケースではなく、結構な数の方が
風呂場で最期を迎えています。
ヒゲの大叔母も店のお客さんも、そうでした。
              
一番の理由は、温度差のようです。
ヒゲは勿論のこと、この温度差が一番恐い。
なぜなら、冷えると左足がマヒしてしまうからです。
歩いている内に、突然!カクッと膝が折れる感じで倒れます。
        
現在のヒゲにとって、入浴はもっともハードな作業のひとつでしょう。
最初の脱衣からして、シンドい仕事の始まりです。
身体を曲げたり、ねじったりする動作が、体に大きなダメージを与えます。
休み休みしても、疲れて息切れが。
やっと脱ぎ終わり、用心しながら立ち上がり、浴室に向かいます。
設置してある 『 手すり 』 を頼りに!!
          
一番のハードルは、浴槽をまたぐ時です。
出たり入ったりの計4回、試練が待っています。
高さ50cmの浴槽が、ヒゲの左足には堪えます。
右足を先に湯に入れて、左足はぞろびいて(?)引きずり入れるのです。
   「 ドボーン! 」 
この音に異変を感じたら、カァちゃんがすっ飛んできます。 (笑)
ひげ剃りをしながら温まったら、浴槽を出てカァちゃんに洗ってもらう。
終わると、頼りの補助棒を使って再び浴槽へ。

この厄介なプロセスを済ませて、バスタオルを肩にソファーに戻る。
「 行きは良いよい🎵 帰りは怖い~♪ 」 です。
そう、帰る時の方が怖ろしい。
先ずは、浴室を出る時の段差(10㎝位)に用心です。
いざという時に、両手は何にでも(!)摑まれる様に心準備が出来てます。
浴室と部屋の温度差は、必ずあります。
グリップを確かめたら、そーと右足を踏み出します。
そして、あらかじめ決めたローテーションに従って、右手〜左足と交互に。
やっと、ソファーに座って、体拭き。
その後、約30分かけて、衣服を身に着ける工程。
もう着終わったら、ヘトヘトで動けない。 (笑)
           
その後が夕食ですから、入浴日の献立は、工夫されています。
出来るだけ、食べる動作に負担が掛からない様に。
部屋の間取り・ヒゲの動線・室温管理なども、リフォーム時に考慮してます。
「 少しは無理をしないといけない。
  筋肉を動かすとリハビリ効果にもになる。
  危なっかしくなったら、次の手を打つ。 」 と、厳しい介護人。
体力の維持が出来ないと、コロナ明けの船旅も出来ませんしね。 (笑)
危険がいっぱいを除け除けして、日々過ごしましょう!

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コメント (4)
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