ロシアよりOOを込めて！？

ソ連との最初の出会いは、ヒゲが小学６年生の時でした。
何やら、キューバにソビエト製核ミサイルを密かに配備しているらしい。
で、米大統領・ケネディが、キューバ沖で臨検の為、海上封鎖すると。
熊本の小学生ヒゲは、臨検と云う言葉に震え上がりました。
言うなれば、下通アーケードを歩いているチンピラに、道を塞いで
身体検査するようなもの。
要するに、ケンカを売っているのです。
極悪ロシア人のニキータがどう出るか？
明日にも、ピカドンが自分たちの頭上に炸裂か？
日本の小学生は、戦々恐々で青空を見つめてました。
　　　　　　　　　

そんな恐怖のCCCPのイメージが、まだ残る昭和４４年２月。
卒業式の来賓祝辞が秀逸でした。
「　君たち！　進学後の第二外国語履修で、人気のドイツ語てのフランス語を
　　希望するはず。
　　しかし、そうではなく、ロシア語とか中国語とかを学ぶことを選択する
　　道もあります。
　　今からの時代において、貴重価値が出るかもしれないことを覚えておいて
　　下さい。　」
人が嫌がる仕事・職業は競争も少なく、しかも高額報酬のチャンスがあると。
何て有意義なアドバイス！

それから２年後の、大阪のフグ居酒屋。
K大のT先生のおすすめ。
　「　君〜！　チェスをやるなら、ロシア語を学びなさい。
　　　ソビエトが世界一のチェス先進国だよ。　」
当時の欧米人に立ちはだかる世界チャンピオンは、ロシアのスパスキーでした。

更に、１９８０年代　・・・
米国ロッキー（Sスタローン）に差し向けられたのは、ソ連からの刺客！
ボクサー・ドラゴ　でした。　（笑）
　　　　　　　　　

そして２０２０年、ゴジラ孫の剣道大会の打ち上げ会　・・・
孫が、ヒゲに言ったのが　「　スパシーバ　」
え？　もう、ロシア語を学んでいるのか！？
驚くヒゲに、ロシア語が続けて発せられます。
まさに、後生おそるべしを、目撃した瞬間でした。
唖然としたヒゲ夫婦は、「　内にもロシア語の辞書があるよ　」　と、
書斎の本棚を見せるのが精一杯でした。
　　　　　　　　　　
　　　　　　
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