田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ラジエーション・ハウスの奇跡

2022-02-06 19:51:46 | 2人3脚チンタラ道中
先日のTVドラマ『ラジエーション・ハウス』放映から間もなしに、
掲載された新聞記事が驚き。
      
              
まるで、昨日観たラジハの進行が、そのまま本当の実話になっている。
奇跡のカテーテル治療の記事です。

11年前の某日、ヒゲ夫婦はU田先輩と外飲みをしていた。
暫くして、何故か? ヒゲの声がかすれるようになる。
風邪の兆候も無いようなんだがな~?
翌日、いよいよ声が出しにくくなってきた。
カァちゃんは、気になる事があるとネット検索を始めるのが常。
まもなくして、 「 耳鼻科に行こう! 」 と言い出した。
知り合いの女医さんに電話をして、タクシーを呼ぶ。

久し振りの世間話の挨拶が終わると、先生は何やら器具を取り出して検査を始めた。
「 よく気が付きましたねぇ~!
  主治医の先生の処へ行って、検査をして下さい。 早い方が良いです。 」
診断書を見ると、 『 嗄声 』 と云う見慣れない文字がある。
「させい」と読むらしく、声がかれることだそうな。
電話連絡をしながら、その足で術後の面倒を見て貰っているドクターを訪ねる。
そうして、執刀医の居る国立病院の救急外来へと急ぐ。
病院へ向かうタクシーの中で、ヒゲは真っ暗い気分です。

やがて、四人部屋に入り、検査を待ちます。
結果を聞いたヒゲは、茫然とするしかないのでした。
胸部大動脈解離の手術の時に、医療用ボンド(!?)で修復した箇所あたりと、
人工血管を繋いだ辺りの二か所に瘤があらわれているのです。
そのふくらみが、神経を圧迫して嗄声症状に。
後日の国立での診察時にも言われましたが、耳鼻科の女医さんの発見が良かったと。
            
ヒゲは、暗く地下トンネルに突き落とされた心持ちでした。
じゃあ、再び開胸して、人工血管再置換の大手術なのか?
開胸手術のダメージで一級障害者にされたのに、再手術をしたら ・・・ 、
いよいよ寝たきり生活になるのか??
酒も飲めない悲惨な人生を過ごすしかなくなるのではないか。

やがて、ドクター達の検討結果が告げられます。
「 カテーテルでのステント内挿を東京の医師と相談し始めました。
  開胸手術は、負担が多過ぎますので ・・・  」
ヒゲは、TVドラマで “カテーテル” なる物は知ってましたが、
我が身に関わるなんて思いもしてませんでした。
       
一か月近くも経ったでしょうか、瘤の破裂も免れたヒゲは、
未完成シンフォニーが流れる手術室で、両手首を固定された。
ICUに移って暫くして、「 アレッ!? 少し声が出る様になった! 」
又、生き延びられたのか? ひょっとして上手くいったのか?
それにしても、不思議な治療法だなぁ~ 喜びの苦笑いでした。
そして今や、幼児・胎児までも、カテーテル治療出来るまでになっている!!
医学の進歩には、驚くばかりですね。


    人気ブログランキングへ 
 http://blog.with2.net/link.php?1046790  
         ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする