西銀座通りに移転した和食田園の店は、仕事絡みでの宴会・接待・営業等の
お客様が中心になりました。
ですから、五月のゴールデンウィーク期間は、憂うつになるヒゲでした。
だって、暇ですモン。(苦笑)
平日もファミリー族は殆ど来ませんけど、GWでも全くダメですから。
稼ぎはなくとも、お給料は払わないといけません。
人件費の割合は大きいので、こたえましたね~?(笑)
そんな時でも、田園の自慢は季節のしつらいを欠かさなかった事でしょうか!
先ずは、入り口のディスプレイ・コーナー。
此処には、絶好の飾りがあります。 兜(カブト)です!
ほら、エンゼルスで流行りの兜セレブレーションですたい。
ちょっと小さいめですが、鋳物のどっしりした物。
赤くて厚みがある金襴緞子の座布団を置いて、兜を鎮座させると、
たちまち雰囲気が出ます。
ディスプレイの天井からの細い照明が、兜のゴールド部位に当たると、
金色(コンジキ)の反射光で、「 お〜っ! 」と声が出そう。
≪ 実物ではないが、そっくりな物 ≫
次の仕事は、小上がりの虹から菊の席の桟に、鯉のぼりを飾ります。
長男の初節句に誂えたもので、二か月間も我が家の庭で泳がせたもの。
風車も添えて、なかなかの派手気分を盛り上げます。
≪家紋と名前を染め抜いた旗・杉の葉と竹籠・風車・吹き流し・黒と赤の鯉≫
≪ 四月一日・早朝に立て揚げて、赤飯と鯛の姿焼きの朝食で祝いました。≫
≪ 主役の長男・祖父二人・叔父にヒゲ。手伝いの職人さんも。 ≫
さてさて料理の仕事ですが、あまり準備していません。
なにしろ、来客数が少ない月ですから。 😢
季節ものとして仕込んだのが、矢羽根レンコン。
輪切りの酢れんこんですが、五月の時だけは工夫をして。
茹でた皮付き蓮根をやや斜(ハス)に切りますが、一方の端は薄目に。
もう片方は厚めにして切り出し、甘酢に漬けて置きます。
焼物を火に掛けた後、れんこんを取り出し中央を切り出します。
切り口を上に向けて置くと、立体感がある矢羽根レンコンが登場する。
焼き魚のあしらいに、ドンピシャでした。
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