TVで第一報のニュースは、謎の男が「猟銃を持って立てこもっている」と。
ヒゲは、直ぐに昭和の金嬉老・猟銃立てこもり事件を思い出す。
古〜い爺を笑ってやって下さい。 (笑)
マスコミに混じって警察官が取り押えた事件。
当時の日本人が普通に持つ“第三国人”への偏見が動機だった様な?
さて、5月26日(金)の熊日新聞の記事。
臨場感あふれる筆致が秀逸ですね。
【 長野立てこもり事件 】
一部を目撃した近所の男性(72)が、凄惨な現場を語った。
午後4時ごろ、畑仕事をしていると、迷彩服姿の男が路上で
女性を追いかける様子が目に飛び込んできた。
20メートルぐらいあった距離がみるみる詰まっていく。
「 おじさん、助けて 」
女性が必死に土手の段差をよじ登り、男性に3メートルほどの
距離に近づいた。
背後に迫った男が女性の左腕をつかみ、ナイフで背中を刺す。
さらにあおむけに倒れた女性の胸を一突きした。
「 なんでそんなことをするんだ 」
男性が叫ぶと、男は「 殺したいから殺した 」。
冷徹に言い放ち、腰のさやにナイフを納めて、歩き去った。
・・・・・
男性はすぐに150メートルほど離れた自宅に駆け込み警察などに連絡した。
約10分後、パトカーが現れ、現場近くの駐車スペースに誘導した。
だが、停車しかけたところに再び男が姿を見せる。
そのままパトカーの横に歩み寄り、銃を運転席の窓すれすれまで
近づけて間髪入れずに撃ち込んだ。
強烈な破裂音が響き、男性は恐怖を感じてとっさに逃げた。
さらに銃声とみられる音が聞こえたが、振り返ることができなかった。
・・・・・
「 おじさん、助けて 」 の悲鳴のシーン。
まるで、昔の映画 ≪ 八つ墓村 ≫ の大惨事が思い浮かぶ。
斧(鎌?)と猟銃で武装した犯人が、田畑の土手に逃げまどう村人を
次々と殺りくする地獄絵図!
さて助けを求められた男性は、ヒゲと同じ歳頃。
もし現場にヒゲが居ても、助けるどころか這々の体で逃げ出すハズ。
貴方なら、手を伸ばして助けられますか?
女性の直ぐ後ろには、大型ナイフを手に鬼気迫る顔の青年が近づいている!
弱虫ヒゲは恐怖にかられて、とてもじゃないが何も出来ないでしょう。
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