田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

それからの地ウイスキー

2013-05-05 14:36:00 | よもやま話・酒編
前のブログで、国際ウイスキー賞の話題を出した。
ヒゲも逢いたくて、直ぐに発注を入れたのですが、もう品切れと云う事でした。
はやい!
日本人は、ナンとメディアに飛び付くのが早いのでしょうか?
しょうがない!?
今日は、そんな賞とは無縁だった時代の地ウイスキーの話を。

80年代、本坊酒造さんのマルス・ウイスキーと新潟の地ウイスキーを入手ヒゲ。
早速、効いてみると、旨い!
「 これで二級酒か? 」  驚きました。
交互に頂きながら、少しづつ理解していきました。
マルスの方は、ウイスキーの香りが豊かなんだが、熟成が足りない様な?
一方、新潟の方は、ウイスキーの旨味は豊潤だが、香りが足りないと。
なるほど、一長一短あるモノだな ・・・
                             

そんな或る日、五合の空き瓶が目に留まりました。
充分洗って、逆さにして乾燥させて置き、その瓶に。
そう、マルス・ウイスキーと新潟地ウイスキーを、半分づつ注いだのです。
コレには、ひどく抵抗がありました。
この作業は、俗な言葉で言うと、 『 混ぜ物 』 です。
そんなモノを、ヒゲ自らが造るなんて。
その頃、日本酒の世界では、大手ナショナル・ブランドのチョー有名酒造さんが、
地方の酒を買い漁って、自分所の桶で 『 混ぜ物 』 を造っていたからです。
これに対するのが、自社醸造の 『 生一本 』 と云う言葉でした。
だから、混ぜ物には、イカサマめいた先入観が、日本酒の世界ではありました。
そんな経緯が在って、混ぜると言う事に、大きな違和感が。

しかし、出来上がったウイスキーは、とんでもない美味いモノでした。
そうか!
コレは、ブレンド・ウイスキーなんだ。
ジョニ黒と同じ、ブレンド・ウイスキーなんだ。
ブレンダーは、ムッシュ・ヒゲ!  ha ha ha ・・・
                          

念の爲、酒の関係者の知人に、これを店で売ってイイのか尋ねました。
税金的には、一升瓶で購入時に、二級酒分で納税している。
混ぜ物作業は、ある意味カクテルを作った様なモノだから、店外に持ち出さない限り
問題は無いだろうと。
なるほど!                ===  つづく  ===

人気ブログランキングへ   http://blog.with2.net/link.php?1046790  
          ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みどりの日 | トップ | 笛ふけど躍らず »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よもやま話・酒編」カテゴリの最新記事