ヒゲ家では、旬の物は年に一回だけでも味わっておこうと心掛けています。
入手が難しくなった天然物になると、高価過ぎて贅沢な買い物になります。
でも、お先が見えて来た夫婦には、味わう時期を見逃しては大損ですからね。
そろそろ終盤になった天然アユですが、今年も頂く事が出来ました。😋
カァちゃんのデパ地下散策で得た物です。
少し前に、養殖物との言い訳付き塩焼きが食卓に上がってはいましたが。
天然物だと、意気揚々と弾んだ声で披露されます。 (笑)
買ったものは、2匹で4000円に近い値段!!
大きくもない鮎一匹で、牛ステーキ一枚分。 😵
とても、しょっちゅう買える物ではありません。
しかし、背伸びして購入するのが七夕ルール。
織姫と彦星が逢瀬を楽しむように ・・・
保冷付きの包装を開けると、一匹はなかなかの鮮度です。
で、酒呑みヒゲは欲を出します。 「シメシメ・・・😁 」
カァちゃんに「一匹は刺身で、もう一匹は塩焼きで行こう!」と指示。
折角の機会ですから、味わいは種々にが酒呑みの主張。
やがて夕刻、氷水で洗われた鮎の刺し身が登場。
川魚の身は、どうしても、なんらかのクセが有る。
それを、氷水で解消するのです。
昔のブログ『 甲佐のアユ祭り 」でも、紹介しています。
其処では、伝説の酔っ払いヒゲが仕事をしていますよ。
❝やなば❞で飛び跳ねる鮎を、プル冠で次々に活き造りに!
その時用意したのが、上身を洗う為の氷水でした。
≪ 2008.7.25 付です ≫
今回の我が家では、酢味噌と柚子胡椒・醤油で。
洗いの効果で、川もンの個性が抑えられて、球磨焼酎がイケる。
もちろん、焼酎は常圧蒸留の原酒で対抗します。
もう1匹の鮎と、三枚下ろしの中骨は塩焼きで頂く。
言うのは簡単だが、実際に料理するカァちゃんは大変ですね! 😔
刺身にする時に出た鮎の腹わたには、塩を噛ませて置きました。
晩酌時には、即席の鮎の苦ウルカで登場。
時々、箸の先をウルカに付けて、口でチュッチュすると、リフレッシュ。
あゝ~ 酒呑みヒゲは至福の時間でした。 😂
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大阪・東京と転勤して感じたのは川魚を食べる食文化が残っている事でした。
もちろん、ヤングはあまり食べないですけど。
京都は錦の川魚屋は湖畔のも含めて素晴らしいラインナップ、大阪天神橋筋など佃煮屋に鰻屋、東京では居酒屋に普通に鯉の洗いあります。
熊本で川魚??もう市内では鰻屋くらいですかね。
八代か人吉なら「より藤」など鮎屋があります、山に行けば岩魚や山女ですかね。
二本木生まれの私は白川で釣り上げた鯉を東庵に持っていくと300円で買ってくれてました。半世紀以上の話ですが。
江津湖横で川魚問屋してた同い年は、売れないからと廃業し会社員。
今は中華も鯉は使わない時代になりましたから。
ハエなどの佃煮や川ガネも食卓に上らない時代、今や福島の海の幸より安全だと思いますがね。
朝っぱちからの長文でゴメンナサイです。
錦市場の川魚屋の前に来ると、貼り付いた様に足が止まるのです。
飽きもせず諸子が泳ぐ生簀を見てるかと思うと、
アマゴの姿にも未練が有るようで。
隅の方には、鮴(ゴリ)が隠れる様に佇んでいる。
活きたゴリを霰に切った生姜で炊くと、
大騒動だが、見合うだけの肴が誕生した。
店頭には、今はもう熊本では消えた食文化が。
鮒や鯉の洗いに、子をまぶした刺し身が、笹舟風な木製の皿に載せて売ってある。
こんなのを、日本酒と共に孫たちに食わせたら、どんな反応があるだろうか?
ちょっとだけ心配なヒゲ爺で御座います(笑)。