原節子が亡くなった。原節子については、私の世代の女優ではないということで関心が薄かった。私は吉永小百合世代である。
1980年代に入って昔の名画を見るようになり、必然、原節子に関心を持つようになった。原節子=小津安二郎の「晩春」「麦秋」を見たのは、どの映画館だっただろうか。東劇の地下の映画館だったと思う。古い松竹の映画を上映したいた。
この「晩春」「麦秋」を見たことにより、映画への関心が再び高まった。
さて、原節子も顔を見せている「上海陸戦隊」は1939年の作品である。監督は原節子の義兄にあたる熊谷久虎。原節子、この時19歳。
1937年の第二次上海事変における海軍陸戦隊の苦闘を描く。最後は弾薬も尽きて玉砕してしまう。これが戦意高揚映画になるのかと不思議な気がする。全編戦闘場面というのも珍しい。
原節子は避難してきた反日的中国人女性を演じている。中国語というか、上海語しか喋らないという珍しい役で、これは珍品というべきだろう。
1980年代に入って昔の名画を見るようになり、必然、原節子に関心を持つようになった。原節子=小津安二郎の「晩春」「麦秋」を見たのは、どの映画館だっただろうか。東劇の地下の映画館だったと思う。古い松竹の映画を上映したいた。
この「晩春」「麦秋」を見たことにより、映画への関心が再び高まった。
さて、原節子も顔を見せている「上海陸戦隊」は1939年の作品である。監督は原節子の義兄にあたる熊谷久虎。原節子、この時19歳。
1937年の第二次上海事変における海軍陸戦隊の苦闘を描く。最後は弾薬も尽きて玉砕してしまう。これが戦意高揚映画になるのかと不思議な気がする。全編戦闘場面というのも珍しい。
原節子は避難してきた反日的中国人女性を演じている。中国語というか、上海語しか喋らないという珍しい役で、これは珍品というべきだろう。