武蔵総社の大国魂神社で、六ノ宮とされる杉山神社に興味が起きた。我が家の近場に杉山神社は数多く鎮座する。コロナ・オミクロン株の流行で遠出は避けたいから、杉山神社をまわってみようと思いついた。
近くの杉山神社(新吉田にある)を参拝すると、杉山神社は、安房忌部氏が鶴見川周辺を開拓するにつれ創建した神社だと、案内板にあった。地図で調べると、確かに杉山神社は、鶴見川沿い、その支流の早渕川沿いにあるものが多い。もう一つの方向は横浜を流れる大岡川沿いである。
まず鶴見川沿いの杉山神社をまわってみようと思う。御朱印とは離れてしまう。無人の神社も多いからだ。
鶴見川の河口に近い鶴見神社を参拝する。神社名称は変ってしまったが、もともとは杉山神社だったのだ。かっては杉山大明神と呼ばれた。横浜最古の社である。鶴見駅から徒歩10分ほど。
杉山神社の祭神は、五十猛命である。木の神様である。
社殿の背後にまわると、梅が咲き出していた。風は冷たいが、日差しは暖かみを帯びてきた。
杉山大明神から鶴見神社への名称変更は、明治時代の合祀政策により、21社を末社とする村社となったからだ。大正9年に鶴見神社に改称した。