清滝寺参詣後、常磐線で土浦駅から石岡駅まで乗車する。常陸國總社宮は石岡駅から徒歩で20分ほど。
他の国では、単に総社というが、ここは總社宮という。何か、重みを感じる。
奈良・平安時代、国司が新しく就任すると、その国の主な神社を参拝するのが習わしだった。最初に参拝するのが一宮で、ついで二宮以下を順次参拝した。
しかし、この参拝の負担感が大きく、その国の神社を合祀した神社を創建した。これが総社である。国司は総社をお参りするだけでいいことになった。
従って、総社は国府に隣接するように創建された。常陸国もその例に漏れず、總社宮に隣接するように国府(跡)がある。石岡市は常陸国の中心地だった。
鳥居。落下しないように補強している。
参道は左に折れる。
随神門。茅葺きである。
随神門を通る。ところが、どれが社殿だか分からず迷う。
最奥が本殿・拝殿になっていた。