平成23年(2011年)、熊野本宮大社を参拝する。御朱印を始めたのが平成13年からで、すでに10年がたっていた。10年もたつとマンネリ感は否めない。この前後の御朱印は少ない。
御朱印ブームの昨今だが、やはり、どこかで行き詰まると思う。近場の寺社の御朱印をもらうと、遠出しなければならない。旅行だね。ヒマが必要だし、金もかかる。体力も要る。
御朱印旅行に参加し話し合うと、御朱印集めに必要なのは、
①体力
②金
③時間
という結論に達する。
今の私は、①の体力に不安を感じる。いずれ寺社の階段を上れなくなるだろう。その時が辞め時だ。
平成23年の旅行は、紀伊勝浦の温泉に連泊したのだ。熊野三社は既にお詣りしたことがあるが、外出するとなれば、やはり熊野三山ということになる。
紀伊勝浦駅から路線バスで、熊野本宮大社まで行った。
熊野本宮大社は、現在は丘の中腹に鎮座する。かっては中洲にあったが、明治22年の大洪水で社殿の多くを流出、残った施設を現在地に遷座した。
従って、かっての熊野本宮大社は現在の数倍の規模だったという。昔の熊野本宮大社があった地はいまでは大斎原(おおゆのはら)となっている。
一の鳥居を通り、階段を上がる。
神門がある。
境内に入る。当時は、むかって左にある相殿が修復工事中だった。