イグアスの滝は、ブラジル・アルゼンチンの国境である。滝の8割はアルゼンチン領、2割がブラジル領である。
ということで、イグアスの滝を対面から見るなら、ブラジル側から見ざるを得ない。アルゼンチン側から見ると、滝の上、横から見ることになり、見栄えはよろしくない。
ただし、最奥地点で水量のもっとも大きな場所はアルゼンチン側からしか見えない。一般的に「悪魔ののど笛」と呼ばれている場所である。
ということで、ブラジル側、アルゼンチン側、両方からイグアスの滝を観光するのが正しい。
ブラジル側から見ると、イグアスの滝の馬鹿でかさを堪能できる。遊歩道に沿って歩くのである。
滝の水量は歩くに従い、多くなる。
最奥地点、悪魔ののど笛はブラジル側からは、水煙で見通しがきかない。
ここにブラジル側の展望台があり、川に突き出ている。
水しぶきも轟音もすさまじい。
滝壺近くにも展望所がある。下から、滝を見上げるわけだ。もっともこの頃になると、凄まじさに感覚も麻痺している。
滝近くの展望所からイグアスの滝を見下ろす。
何か、とてつもないものを見た。いえることは、それだけ。