さいたま市岩槻区に鎮座する武蔵第六天神社を参拝する。元荒川沿いにある神社である。
交通の便は悪い。岩槻駅からのバス便で行くことができるが、バス停から徒歩で10分ほどかかる。
最初からタクシーを利用すると決めていた。北越谷駅からせんげん台駅まで乗車し、駅前でタクシーを拾い、武蔵第六天神社へ向った。タクシー代は、往復で3900円だった。
神社の前は、川魚料理の店が3軒並んでいた。神社と料理店が並んでいるのを見ると、昔に戻ったような気になった。
神社名の「第六天」は仏教思想に由来するものだ。詳細はややこしくなるので省く。興味のある人は、ネットで調べてください。頭が痛くなるよ。
明治の神仏分離令により、神社となった。本来は、他化自在天を本尊としていたが、これを神世第6代の面足尊(おもだるのみこと)と吾屋惶根尊(あやかしこねのみこと)に置き換え、祭神としている。
拝殿に「文月の挟み紙」とある。それがこれ。↓
背後に元荒川が流れている。もともとは、荒川の本流だったが、江戸時代の工事で荒川の流れが変り、元荒川と呼ばれるようになった。
このあたりは、渡し場だったように思える。
元荒川は、このあたりで川幅が広くなっている。
御朱印は書き置きのように見えるが直筆である。かなり待たされたので社務所の中を見ると、印判をあれこれ取り出して押していた。異なった色を使うし、御朱印のようなデザインに仕立て上げるのは大変だ。力作だ。大勢の参拝客が御朱印を求めたら、どうなるのだろうかと心配になる。