
坂東三十三観音霊場第23番札所とその背後にあるつつじ公園を散策したあと、笠間稲荷神社に向う。笠間稲荷神社は、京都伏見稲荷神社、豊川稲荷と並び日本三大稲荷の一つに数えられている。
お稲荷さんといえば、赤い鳥居が立ち並ぶ光景がお馴染みだが、笠間稲荷にはない。
大鳥居から詣でる。

楼門。江戸時代のもので豪壮である。

拝殿。

拝殿の背後の本殿は彫刻が施されている。ゆっくり見るには望遠鏡を用意しておいた方がいい。

今では笠間稲荷神社と呼ばれているが、以前は胡桃下稲荷神社と呼ばれていた。
この辺一帯は胡桃の林だったそうである。
昔の石碑が道路沿いにある。「胡桃下稲荷神社」とある。読み方は「くるみがした」である。

御神木は胡桃の木だが、かなりの老木である。そのうち倒れてしまいそうだ。

楼門の外に絵馬殿がある。明治32年のもの。

奉額をみると、胡桃下神社とある。

絵馬伝の内部。昔は、こういうお参りの仕方だった。

この季節の笠間稲荷は藤の花が見頃だが、別掲する。