モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

監督の去就

2012-11-12 19:20:43 | モンテディオ山形
監督人事

報知では、「続投白紙」だったが、昨日の山新では「続投要請」となった。

まぁ、この流れからすると、続投で落ち着きそうではある。

個人的には、それでよかったとは思うのだが、客観的に今シーズンを俯瞰してみると、状況は誠に厳しいと言わざるを得ない。

単純に、昇格を狙う普通のチームであれば、間違いなく解任だとは思う。

それは、ただ単に今シーズン結果を残せなかったということだけではない。

今となっては遠い記憶になりつつあるが(笑)、仮にもJ1からの降格チーム。
選手層は決して厚くは無いが、J1経験者を多く残したシーズンだった。

J2優勝は難しいにしても、せめてPO枠に入るだろうと言うのは、決して高い望みではなかったはず。

それが、チーム内の事情もあったのだろうが、終盤のここぞというキーとなる試合、本来ならば自力を見せつけなければならない試合をことごとく落とすという迷走ぶりは、チームに関わる全ての関係者を落胆させたと思う。

もともと、新人監督の起用がウチの持ち味と言われているが、実は残念ながらこれまでここで結果を残した監督はいない。
昇格させたのは、古ダヌキ(失礼)・・・J1昇格や、J1優勝争いも経験していたコバさんである。

J2低迷時代は、「新人監督の手腕を発揮するチーム」という位置づけもあっただろうが(まぁ、結果的に皆さんJ1監督になってるところなんかは凄いですが)、J1に昇格し、経験を持った選手を残した今シーズンの位置づけはちょっと違ったと思う。

しかも、「昇格」という数字上の満足度と、「攻撃的な見ていて楽しい」というメンタル上の満足度。
結果的にそのどちらも達成できなかったシーズン。(イケメンが増えたと言う満足度は達成できたかも(笑))

J1再昇格を狙うという意味では、J1での経験値を持った選手も確実に減っていくだろう来シーズン。

これで、来年結果を出したとすれば、また新たな歴史を作った名監督となるのだが・・・


ただ(ここからが長い)、
奥野監督については、個人的には好きな監督ではあります。

これまでの新人監督の個人的な評価は、
石崎監督(~1998):徹底した戦術家だったが、上昇欲が強すぎてチームを放棄。
柱谷監督(2001~2003):モダンサッカーという概念を取り入れ、若手育成に力を発揮するも、最後は私生活含めいろいろ胡散臭くなって崩壊。
鈴木監督(2004~2005):攻守のバランスを重視した知将だったが、地味な性格も災いし、最後はフロントとの連携不足もあって失速。
樋口監督(2006~2007):選手とは一番距離が近かった監督だが、戦術、戦略ともにチームにフィットせず、結果がでないまま崩壊。

新人監督の良いところは、経験がない分思考が柔軟性に富み、選手へ良い刺激を与え、チームに勢いが出てくるところだと思う。
しかし、一方で結果が出てこなくなると、逆に経験不足からか急に考え方の幅が狭くなり、選手、フロントとの連携も悪くなり自滅していくパターンに陥る。

奥野監督は、手腕は別にして(本当はそこが一番肝心だろ)、サッカーに対する考え方、地域密着のチームに対する考え方。
どちらも、これまでにない、思慮深い人だと思います。
要するに、これまでの監督とは違い、最後までブレないのではないかと。(空気を読めないという意味ではない・・・と思いたい)

だから、樋口さんの二の舞になるリスクもあるが(随分な言い方だな)、
ブレない指導者にもう一年賭けるという選択肢もあるではないかと。


ただねぇ、昨日の監督記者会見はイマイチだった・・・

今シーズンの総括、たぶん、わざと話をそらしたんだと思うが、一番聞きたいところをボカしてしまった。

何が出来て、何が出来なかったのか。
どこまで攻撃的なチーム作りは進んだのか、連は進んだのか。
足りないところは、どう補っていくのか。

評価のハードルは段々高くなっていくからねぇ・・・


(記事とは全く関係ありません(笑)昨日のメインスタンド前でのミヤ)
コメント (1)
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