モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

監督の目指そうとしたモノとは(その2)

2012-11-21 22:33:14 | モンテディオ山形
そして、シーズンイン。

【J2:第1節 千葉 vs 山形 0-2】記者会見コメント(12.03.04)
・「敗因というのは相手の動きが素晴らしかったと。その一言に尽きますね。」
・「歯がゆい部分は歯がゆい部分として、これから本当にまた共にサポーターの皆さんと戦って喜んでいけるようなチームにしていきたいなと思います。」
・「今日は本当にうれしかったです。たくさんの声援をいただいて。」

→期待が大きかっただけに、かなり凹んだ開幕戦でした。敗因は相手が素晴らしかったと。結構この後も負けたときはこういうコメントをしますね。

【J2:第2節 松本 vs 山形 2-1】記者会見コメント(12.03.11)
・「自分もサッカーを経験してきたなかで、勝利を一つ上げる事の大変さを、身を持って体験しているわけですし、1勝することの難しさも実感しています。それを今日こういった形で表現出来たと。とても嬉しく思います。」

→正直、ほっとしたんでしょうなぁε-(´∀`; )。

【J2:第3節 山形 vs 大分 3-2】記者会見コメント(12.03.17)
・「シーズンの最後に、『あ、あの監督当たったね』と言ってもらえるように自分たちが積み重ねることであって、まだ今どうのこうのと言える部分ではないと思うんですね。」

→まぁ、結果的に攻撃サッカーの面目躍如といったところで、でたコメントですね。すでに、守備の崩壊は始まっていたとは思うのですが。

【J2:第4節 山形 vs 甲府 2-1】記者会見コメント(12.03.20)
・「ホームでは相手を自由にさせてはいけないという話をしたんですけれども、結果的としてそういう結果が得られてよかったです。」

→攻撃的なチームに対し、勝ったことから出たコメントですね。 満足そうです。

【J2:第5節 岡山 vs 山形 1-2】記者会見コメント(12.03.25)
・「選手に日頃、自分が話しているのは、毎日成長していこう。その積み重ねが試合の結果になる。だから一喜一憂することなく、先を見据えてひとつずつ成長していこうと。」

→奥野流「成長」神話がこの辺から出てきます。

【J2:第6節 山形 vs 水戸 0-0】 記者会見コメント(12.04.01)
・「常々、話をさせていただいてますけれども、結局、自分たちはいつもゼロ失点でゲームを終えることをめざしています。そして、得点をすることによって自分たちが最終的なスコアで上回って勝点を取っていく。」

→開幕から続いていた失点が途切れた試合。守備に力が入ったコメントでした。

【J2:第7節 横浜FC vs 山形 2-1】記者会見コメント(12.04.08)
・「山田君の持ち味であるアグレッシブさとタフさというものを存分に表現してもらいたかった。」

→なんで、山ちゃんを出したかの問いに。山ちゃんタフだったんだ。

【J2:第8節 山形vs 富山 1-0】記者会見コメント(12.04.15)
・「結果を見ていただければわかるわけですけれども、前半開始早々であったり、終了間際でセットプレーでゴールを決めることというのが、結局は勝敗を分けることが多々ある。それをまた再認識できたんじゃないかなと思います。」

→この辺から、結果が全てみたいな快進撃が始まりますね。

【J2:第9節 北九州 vs 山形 1-0】記者会見コメント(12.04.22)
・「今日は動き出し、連動の部分でいいプレーが随所に見られたんじゃないかなと。」
・「守備においては連係を高めていくという部分でスライドであったり、ラインコントロールであったり。」

→無失点で勝ってるし、この辺は守備がうまくいってたんだろうと。

【J2:第10節 山形 vs 栃木 2-1】記者会見コメント(12.04.27)
・「少しずつ自分たちが調整していく作業であったり、ネジを締める作業ですね、そういうものを並行して、みんながまたネジをひとつ締めきったなという感想を持っています。」

→勝ち続けている時は、締まった試合を試合をしてるもんです。

【J2:第11節 東京V vs 山形 2-0】記者会見コメント(12.04.30)
・「人数が足りていることがあっても、自分が危ないと思ったら動けるようになっていますし、チャンスだと思ったらそこから飛び出していくという作業ができているうちは、自分たちが良いゲームを出来て、勝ちに結びついているんじゃないかなと思います。」
・「連戦が続こうが、結果として連勝があろうが、結局は僕たちは目の前の1試合に全てを注ごうというスタイルでおります。ですから、この目の前の1試合に対していかに良い準備を毎日積み上げていくか。」

→結果的に勝っている試合の最高潮の時ですね。前半戦の天王山でした。

【J2:第12節 山形 vs 愛媛 2-2】記者会見コメント(12.05.03)
・「自分たちの持ち味というと、いいプレースキッカーもいる。そして、タイミングのよいヘディングをする選手がいる。当然、武器にはなりますし、それは相手でもそうですね。」

→0-2から引き分けた試合。守備のユルさが気になった試合でしたね。

【J2:第13節 山形 vs 草津 1-0】記者会見コメント(12.05.06)
・「自分のことを話しますと、知らず知らずのうちにテクニカルエリアを出ていることが何回かあって、「ハッ!」と気づいたら外に出てるんですね。」

→船山の右足で勝った試合。ここも守備陣は踏ん張りました。

【J2:第14節 福岡 vs 山形 1-1】記者会見コメント(12.05.13)
・「振り返れば、相手に流れが行っている時の自分たちの戦い方が確実に出来ているんじゃないかなと思っています。」
・「そして、ひとつのプレーをきっかけに、また流れを自分たちに引き寄せる作業ができてきたなと。」

→マチャルのまさかの空振りシュート。かなり監督はチームを評価してます。

【J2:第15節 山形 vs 岐阜 2-1】記者会見コメント(12.05.20)
・「今日も試合前にウォーミングアップを見たり、スタンドの様子をキョロキョロ見回すわけですけれども、そういったときに、また身が引き締まる思いがしたというか、うれしさと同時に『やってやるぞ』という気持ちにはなりました。やるのは僕じゃないんですけど。」

→ 勝ち試合に内容を求めてはいけませんが、この辺から実はチームに病魔が巣食っていたような気がします。もちろん監督も選手も知る由はなかったでしょうが。

【J2:第16節 熊本 vs 山形 1-2】記者会見コメント(12.05.27)
・山形としては負けましたけれど、選手たちに話したことがあるんですが、90分終了のホイッスルが鳴った時にどういう態度でいられたかということ。選手たちは胸を張って整列してくれていたので、とても良かったなと思います。

➡勿論悲観するような負けでもなかったことからのコメントでしょうが、負け方は悪かった。ここで手を打つべきだったかもしれません。

(つづく)
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監督の目指そうとしたモノとは(今更ですが)(その1)

2012-11-21 21:51:43 | モンテディオ山形
まだ、続投とか決まっていない監督人事ではありますが、
今年の失敗・・・いや失礼、苦労を是非来年につなげるためにも、監督が今シーズン目指そうとしたことについて、インタビューコメントから何かがつかめるかなと思って、振り返ってみたいと思います。

・・・というか、実は昇格したときのために、監督の味わいのある面白いコメントをメモって使おうと思っていたのですが、まさか使えなくなるとは(笑)

では、就任時のコメントからスタート。
【モンテディオ山形監督就任記者会見】コメント(11.12.23)
・(監督コメント:以下同じ)「J1昇格します。もう昇格することがすべての目標であり、目的ですね。それに付随して選手の成長もあるわけですから。昇格するためだけに来ました。」

→(私の感想:以下同) まぁ、誰でもこれは言わなきゃですよね。言わせられたという感じもありますが・・・(^^;;

・「選手自身が、自分で考えて自分で決断できる、そういった個の集まりがグループになり、グループがチームになっていってもらいたい。」

→この時点で既に「選手が考える」サッカーを目指していたことはわかります。

・「座右の銘じゃないんですけども、『虚心坦懐』という言葉が好きで、ほんとにわだかまりなく素直に物に臨めればなと。だから、理屈っぽいところもあるけれども、感覚で物を言ってしまうところもありますね。」

→確かに、ある意味この姿勢はシーズン貫かれたかもですね。

・「当然のことながら、1試合2点取ることを目標に、失点は1点未満ということは常に求めていきたいと思います。」

→いわゆる「攻撃サッカー」をここで標榜しました。得点、失点ともに達成できませんでしたが・・・


【キャンプレポート】2月9日(木)
・「ゆっくりやるところと、相手の弱いところを突くことが重要。それが『仕掛ける』ということ。」
・「相手がやってくることを待ってちゃいけない。そういうズレを自分たちで仕掛けてつくってしまえばいい。『ここだ』と思ったら行ってしまえ!。」
・「ボールを取られても構わない。取られたら取り返せばいいだけ。」

→ここに、奥野サッカーの真髄が現れているように思います。「アクションサッカー」「1対1に勝つ」ということろですね。


【キャンプレポート】2月14日(火)
・「ボールに対して全員が守備をするということです。ボールを中心として、一番危ないところを消していく作業を徹底するということです。」
・「味方がボールへプレスに行ったら、どんなに苦しくても押し上げなきゃいけない。押し上げられないなら行かせるな! スライドしなきゃやられるんだよ!」
・「できる限り、(ピッチの)中で解決してもらいたい。自分たちでいろんなコンビネーションを高めていってほしい。」

→守備についても、引いて守るんじゃなくて「危ないところを消していく」「早いスライド」。そして「ピッチで考えさせる」ということですね。調子のいいときは、これが出来ていたような気もしますけどね。なんで後半できなくなったんですかね・・・

→そして、シーズン開幕を迎えることになります(つづく) うわ、長くなりそう・・・

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