朝9時ごろ ぼんやりとテレビをつけていると スマホがなった。 山仲間というより 野草仲間からライン通話だ。「今、中山谷に来ているんだが すぐ近くでアカショウビンが啼いているよ」とのこと。 えぇ! 中山谷といえば 歩いて10分ほどの谷筋だ。「わぁ~、ほんと? 今すぐ行きます!」と一気に目が覚めた。「ハナミョウガを見に来たら アカショウビンが啼いているんだよ。」 と言ってから すぐに「止んでしまった」 「えぇ~?」 「もう啼かないわ。 今から〇〇へ行くんだが 日野には今年もサンコウチョウが来ているようで 大勢の人がカメラを構えているよ。」と教えてくれた。 顔も洗っていなかったが飛んでいこうと思ったのに、野鳥相手じゃ文句の言いようもないが とりあえず双眼鏡を首に 中山谷に行ってみることにした。 近所の友人を誘って薄暗い谷に行ったが声を聴くことはできなかった。 以前はこの谷は散歩コースだったのに 500メートルほど先で農道建設が谷を横切って埋め立てられてしまった。 この時期は 夏鳥が次々と南方から渡ってきて 日本で営巣して夏を過ごす。 アカショウビンもそうだが そのあでやかな鳥の独特の鳴き声は聞いたことはあるが 姿を見たことはない。テレビでは 東北地方や 四国地方の渓流で 全身赤く くちばしが真っ赤な鳥が枝にとまって魚を取って来ては木の枝にたたきつけ、飲み込んでいる姿がよく放映される。鳴き声は 一度聴いたら忘れることがないほど特徴的で「キョロロロローン」と繰り返す。(参照2010 アカショウビン 鳴き声2.avi - YouTube )そういえば今から20年ぐらい前に 和歌山との県境近くの渓流で聞いて驚いたことがある。このあたりで毎年鳴くのを聞いている知人もおり 楽しみにしておられるが 南国からはるばるこの地にやってきて営巣することは間違いない。 会いたいなぁ~
ネットからの画像 アカショウビン
翌日も同じ時間帯に中山谷に行ってみたが 他の野鳥は姦しく鳴いているがアカショウビンは居そうにもない。 お天気もよさそうで。 今日は日野にサンコウチョウを見に行ってみよう と友人を誘った。 場所はよくわかっていたので 道幅の広いところに車を止めて行くと 早速 サンコウチョウが啼いているのが耳に入ってきた。 私は 過去に脳腫瘍の手術を受けて 左耳は全く聞こえなくなっているので 音の聞こえる方角を特定することはできない。大きなカメラを構えた先客のウオッチャーが数組いて 様子をいろいろ教えてくださった。 そこは石川沿いの杉林で薄暗い林の中だ。かなり遠い木の上に今年作った小さな巣が見えている。鳴き声はするが 私には方角を見定めることはできない。 サンコウチョウは 鮮やかなブルーの眼と オスの長いしっほ(40センチぐらいといわれる。)。そして 「ヒー,ツキ、ホシ、フィイ フィイ フィイ」(参照 ①森にきらめく静岡県鳥「サンコウチョウ」 コバルトブルーのアイリング - YouTube) とこれも特長のある鳴き声だ。追記するなら鳴き声は「日・月・星 フィイ フィイ フィイ」となくので 三光鳥 と名付けられている。 時折 雄雌入れ替わって杉林を去来し今年作ったという巣に入ったりもするが 間近には来てくれない。 御夫婦で見に来ていた主人がコンパクトカメラで写した写真を 「今撮れた」と言って見せてくださった。 お見事! 私は目にすることができなかったが その特徴が見事にとらえられていた。私は 今は鳥を写せるようなカメラは持ってないので 見るだけでいいのだが 耳も眼もよくない私は なかなか見ることができない。また「先ほど この先の谷底でアカショウビンが啼いていたけれど 姿は見れなかった」と教えてくださった。 2時間ほど過ごして 帰宅した。
昨日 今度は早朝に と 6時ごろ日野に出かけてみた。やはりサンコウチョウの声も聴き 2匹のつがいで飛んでいるのや 巣に入るメスも見たが 所詮薄暗い林で あの鮮やかなブルーのアイリングは見ることができない。早朝で誰も来ない中、2時間ほど待ったが 諦めて帰宅した。 サンコウチョウは これからひと月はこのあたりで過ごすことだろう。 久しぶりの探鳥の楽しみが出来た。また来よう。
31日 am8:00頃日野に行った。だあれもいなかったが キョロロロンとひっきりなしに鳴き声が遠くで聞こえる。あれはアカショウビンに違いないがかなり下を流れる谷底で啼いているのだろう。方角は私には特定できないが とにかく啼き続けている。 あんなに鳴くものか? サンコウチョウも時折、日月星フイフイフイと啼いているが今日は姿を見つけられない。 なかなか会えないから夢が膨らむのだ。また来よう。
ネットからの画像 サンコウチョウ
先月雉を見たのでブログにあげてみました。