私の友人のことです
彼女は独身で両親はもちろん子供もいません。 年齢は76歳 5年前に知り合ったのですが ファッションセンスが良く 健康で 趣味の多い素敵な女性でした。その彼女が 昨年春、普段から通院している眼科医の定期診断で 眼圧が「35」になっているのです。眼圧はふつう10~21が正常値とされています。眼圧が高いと視神経が押しつぶされてものが見えなくなり 一度神経がつぶされると 2度と回復しません。彼女の場合今のところ25%の視神経しか残っていないのです。 以前に「緑内障になるかもしれないから」ということで ずーっと眼科医に行き 予防のためにお薬を飲み続け 定期検診を受けていたのにです。あっという間のことでした。その間何があったのか? 思い当たる節はなく せいぜいその間、2回のコロナワクチンを受けたぐらいです。 今 彼女は 朝起きても光が25%しか取り入れられないので 「夜のよう」だそうです。 テレビも画像は暗く色もさだかでなくほとんど見ることはないようです。 読書家だった彼女は 今では新聞や本も読めず拡大読書器を購入してしのいでおられますが お買い物も鮮度も 値段もわからないという辛い生活をしておられます。 市役所に 介護保険のサービスを受けたいと申請しましたが 現在介護保険は視力障害者は対象になっておらず(なんで?) 介護保険適用の審査会にも 眼科医は入っていないそうです。 身体障害者の支援も 年齢は65歳までということで そちらもなかなか受け付けてもらえなくて苦労しています
眼が見えないということは 趣味の陶芸や パソコンもできなくなり テレビや新聞・本も見ることが出来ず 家事も思うようにはできません。もしこれ以上緑内障が進行しても 要介護3級以上でなければ 特別養護老人ホームに入れてもらうこともできないようです。
一体どうして生きていけばいいのでしょうか? 私の姉は 両足膝関節を人工関節に取り換えただけで 要介護3級に認定され デイサービスなども受けていますが 手術の結果、歩くのに不自由はなくなったので 一人生活で元気に過ごしています。
彼女はこれからの人生に絶望しています。 一体何を支えに 何を楽しみに生きていくことが出来るのでしょうか? 私は当事者でないので 以上の記述に間違っていることもあるかもしれませんが 彼女は不自由な体で あれこれ 必死で役所などの門をたたき申請してき、やっと要支援2級の認定がされたそうですが 要介護認定してもらえません。 今では いろいろ門をたたく気力もなくしています。
私のかかりつけの内科医師も かかりつけの眼科医も 「今の制度は問題だ」といわれますが 改善には至りません。 参院選挙の今ですが これは大変な問題だと思います。誰もが いつこのような状況に置かれるやもしれません。 どこに訴えればよいものでしょうか? 知恵を貸してください。
今日はおりしも七夕です。 いつまでも自分のことが出来る体力を与えてください。
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