昨夜来よく降ったが 朝には上がってお昼ごろには 時々明るい日差しも見えた。
ちょっとウォーキングを と思って出かけたら 30分ほどたった頃 ポツリポツリと雨粒が顔に当たった。
天気予報では 午後は晴れてくるということだったので 心配はしなかったのに あっという間に本降りになった。
傘はないので 仕方なく 雨宿りするところを探した。
住宅地のはずれの 山道だったが 近くに市の小さなグランドがあったので そこに逃げ込んだ。
最初は うっそうと茂る木の下まで雨は落ちてこなかったが 次第に強くなり たまたま開いていたグランドの中の小屋根の下で雨の止むのを待った。土砂降りの雨がグランドを叩き付けて 見る間に流れになっていった。
いつになったら止むのだろう。
周りは山の中で その山に霧がどんどん流れるが 頭上の黒雲は一向に通り過ぎる気配はなかった。
腰を下ろすところもなかったが 「止まない雨はないだろう」と グランドの水たまりに激しく輪を描く雨を見つめていた。30分ほどたつと 雨足は細くなり 心なしかあたりが明るくなってきた。
幸い帽子をかぶっていたので 首にかけていたカメラを首からセーターの中にいれ 高台にある自宅へ帰ることにした。
この夏 白馬方面に出かけたとき 標高2000メートルの山中で 「この調子だと険しい山道を明るいうちに山小屋まで行くのは無理」と判断して 野宿することを決断した。この時も雨と風が吹き がたがたと震えるなか「明けない夜はない」し「止まない雨もない」と夜明けを待った。
「明けない夜はない」 これからも 困難に出会ったとき この言葉を胸に希望を見つけて乗り越えていきたいと思う。
帰宅したら 家人は留守で 車もなかったが 玄関の鍵はあいていたので助かった。
さては どこかへ探しに出たなぁ・・・・と思ったが 行き先も告げずに出ているのに どこへ行ったんだろう?
しばらくすると タオルと毛布を手にして帰ってきた。
「止まない雨はないのだから」と一言。(すみません。)
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うちなんか、言われ放題だけど、黙って耐えている。
スカイプに電話しているけど出てくれないね。
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