9月から受講している「話し方講座」、昨日の夜はNHKでの課外授業でした。
まず、職員食堂での食事。。デパートの食堂みたいな雰囲気で、メニューも寿司、煮物、うどん、そばなど、盛りだくさんで、弁当男子の私には羨ましい食環境です。「特上ちらし寿司」を注文、お寿司屋さんのようにその場で作ってくれるのが嬉しい。。
職員はもとより役者さんや出演者も利用する食堂なので、ミーハーにもきょろきょろ見回しましたが、それらしき人は見当たりませんでした。残念。
食事のあとは「畠山智之アナウンサー」のお話を伺いました。「7時のニュース」を7年間担当されていて、今は土曜朝8:30の「週刊ニュース」を担当されているアナウンサーです。
とっても気さくな方で、友達に話しかけるような口調でお話して下さりました。
印象的だったのは「アナウンサーは話すテクニックよりも伝える気持ちが大切」という話でした。どんなに話し方が上手でも伝えたいという気持ちがなければ伝わりません。講座でも確かにそう習ったのですが、それが話のプロのアナウンサーにも共通していたのです。
NHKアナウンサーはみんな地方勤務からスタートし、畠山アナウンサーも初任地が帯広でその次が札幌だったとのことですが、この頃の人脈が入局30年近くになる今でも役に立っていて、北海道積丹半島でバスが崖崩れに遭った事故の時には地元の人に真っ先に知らせてもらって、素早い報道に繋がったそうです。報道を早くするのは避難誘導、二次災害の防止、関係者の対応の促しのためにも必要なことで、決して視聴率稼ぎのためではないのです。
畠山アナウンサーが「7時のニュース」から「週刊ニュース」に移ったのは自分で取材する仕事をしたかったからなんだそうです。ベテランになっても基本を忘れない姿勢に尊敬するとともに、私もそんな姿勢でいきたいと思った有意義な課外授業でした。