on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

教えて・学んで

2012-04-14 23:03:28 | スポーツ

長めになってきた髪を昨日切って、今日は新しいカーリング用手袋を出して「明治神宮スケート場」へと向かいました。手袋は先月の大会で紛失して古いものを使っていたのですが、シーズンオフ突入のこの時期におニューの手袋を出したのは、カーリングスクールのインストラクターを仰せつかったためで、手袋が新しいだけでも新鮮な気分になるから不思議です。

今日は2回受講以降の人たちが対象のクラスで、年齢も様々な男女7人をベテランのインストラクターと二人で担当しました。

カーリングというとブラシと靴を揃えないとできないと思われていますが、スクールで体験するだけなら室内用の運動靴と手袋(軍手とかでもok)と帽子があれば、ブラシとカーリングシューズの代わりにデリバリー(投球動作)に使うスライダーは貸し出しているのでお気軽に体験できるようになっています。

既にスクールを経験されている方々なので、まずは前回の復習を一通り行います。これは皆さん簡単にクリアしました。 

そのあと、カーリングの一大特徴であるスィープ(掃く動作)の練習に入ります。スィープは氷の上を掃除するのが一番の目的ではなく、氷を摩擦で一瞬融かしてストーンを滑りやすくするために行うので、ブラシに体重のほとんどをかけて動かさなくてはなりません。

 僅かな時間の練習でも、皆さんお疲れ気味のご様子です。この辺りからカーリングはスポーツだとあらためて認識してもらえます。

 ひと通りの動作を覚えたあとは、試合形式のミニゲームを行います。2回目コースはこのミニゲームに時間を多くとって、カーリングの楽しさを体験してもらえるようになっています。2チーム作って対戦するには人数が足りないので、私もメンバーに加わりました。このミニゲーム、初心者用に短い距離になっていて、私にとってもほとんど経験していない距離なのですが、インストラクターが失敗するわけにはいかないのでちょっとプレッシャーです。それを表情に出さないように慎重にストーンを滑らせます。で、上手く手前のストーンの後ろに回り込ませることができて、何とか成功!ストーンが曲がるということも目で見てもらえただけでもよかったです♪

 スクールのあとは中野に移動して、中野サンプラザ軽井沢ジュニアのコーチ松村保氏の講座を受講しました。私は一度だけ松村氏のチームと対戦したことがあるのですが、ごちゃごちゃに溜まったストーン群のピンポイントに狙いを定めて錯綜するストーン群の中から我々のチームのストーンだけを弾き出すミラクルショットを決められて、悔しいを通り越して感心したという思い出があります。

 テーマは「チーム作りと選手強化」でした。カーリングは1チームが4人ですが、この4人という人数が微妙で、意見が分かれるとまとまりにくくて問題が起こりやすいのです。

 そんなところをどう対処したらよいのか、ジュニアのコーチがどのように対応してきたのか興味があって受講しました。要約すると、チームの目標をひとつにすること。日本選手権を目指したいのか、楽しいカーリングがしたいのか、チームメンバーが目標をそろえなければ、そのチームはまとまりません。そして実戦の中では、経験に基づいた選択をせずに理論で選択をすること。そう言えば午前中のスクールでも「こことここにストーンがあって、我々のチームは後攻です。どうしますか?」と受講生に理論で考えてもらっていました。

 シーズンオフに突入しましたが、今日、教えたことと学んだこと・・・共通するものがあって実りある1日でした。

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