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造幣東京フェア

2011-10-24 23:07:50 | 社会・経済

造幣東京フェアに行ってきました。

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造幣局といえば毎年春に“桜の通り抜け”が行われる大阪の造幣局が真っ先に思い浮かぶと思いますが、東京にも造幣局東京支局があって、大阪の造幣局が一般に流通している五百円玉や百円玉などの硬貨を製造しているのに対して、「プルーフ硬貨セット」という収集用のコインセット、記念硬貨、勲章、褒章、オリンピックのメダルなどを製造しているそうです。

今回初めて知ったのですが、造幣局東京支局は年に一度一般公開されていて、今年は10月22日と23日の二日間でした。

池袋のサンシャインシティの先にある造幣局東京支局に向かって歩いていると、見覚えのある道に出ました。あっ、前に首都高速で間違えて北池袋で降りたときに通った道でした(^_^;)

門を入ると、職員が構内図を手に「ここを真っ直ぐ進むと造幣博物館があって・・・」と指さしながら案内して下さる。たどたどしい様子が何となく接客慣れしてなさそうで新鮮な感じです。

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最初に入ったのが造幣博物館、今年は十円硬貨60周年ということで、まず十円玉に関する展示がありました。十円硬貨にデザインされているのが京都府宇治市の「平等院鳳凰堂」で、ここに行くと財布から十円硬貨を出して見比べている方が何人もいらっしゃいます。当初は硬貨のまわりにギザギザがついていましたが、百円硬貨との区別がつきにくいということで昭和34年以降はギザギザがなくなったということです。今の五百円硬貨についている斜めのギザギザの加工は技術的にはかなり難しく、偽造防止のための工夫ということです。ほかにも髪の毛より細い線が描かれていたり、ホログラムが使われていたりと貨幣としての価値を確保する工夫が随所にされているそうです。

また、五円硬貨と五十円硬貨にあいている穴は他の硬貨と区別するためとのことですが、材料の節約という事情もあったようです。ただ、穴の空いたコインは世界的に珍しく、私は海外に行くと枕銭にユーロやドルと一緒に五円硬貨も置くようにしています。

七宝焼き(勲章などに使われている技法)やメダル鋳造の体験コーナーは混雑していたのでスルーして、造幣工場の見学へ行きました。

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ただの工場といった外観でしたが、中もたたの工場で機械も私の会社の工場(樹脂のシールリングを作っていますが)にあるものとさほど変わりありません。機械は動いていませんでしたが、金属を薄く伸ばして、丸く打ちぬいて、硬貨の図柄の刻印を打って、お馴染みの硬貨が出来上がる工程がよくわわるように展示されていました。保管目的のプルーフ硬貨を作る工程なので、刻印を2回打ったり、磨いたりといったところが一般の硬貨とは異なるそうです。

さまざまな技術を駆使して作られた硬貨・・・、お金の有難みが倍増した気分で造幣局東京支局をあとにしました。。

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