春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

幻の名工 石原常八雅詖・高尾に登る。

2018-08-05 23:01:29 | 社寺

70市町村のある群馬県。
そのうち26市町村の社寺に彫り物をした花輪の彫師集団、
1750年代最も彫師たちの中で、
現在なお、棟札、墨書がなく、裏付けの取れない、
幻の名工。石原常八雅(まさとも)
二代目、三代目石原常八を花形名工に育てた初代。
群馬県も火事の多かったところ。
初代が彫った寺社もほとんど焼失し、
再建されないまま、世に知られることがない。

遠く離れた八王子。
年間350万人が、登山する高尾山。
寺院の中に神社があるという、
神社分離の以前の形が残っている、飯縄権現堂。
本殿の後ろ棟札に、
 
彫工    上州勢多郡花輪宿
        石原常八雅
    同所  桑原新蔵 十六歳
安永九庚子歳九月
  寺務権僧正  秀興 休隠比丘
              秀憲 

唯一残されている、石原常八の彫刻👇
本殿は1729年建立しているので、
安永9年(1780)、修復で彫ったものでしょう。常八63歳。



👇 ここからは不明







薬王院👇




 

 




 

 


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