イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

勝沼 甲州 “祝”2011

2013-10-01 10:03:16 | ブログ
Photo 今回はイタリアワインではなく、日本のワイン、勝沼醸造 甲州 祝 2011です。甲州バレルを先日リストアップしました。このワインも時間経過を楽しめるワインであると思っていますが。甲州から造られるワインは10年先を楽しみにエイジングが出来るのではないかと考えています。そうなると、もう少し凝縮感のある甲州を手元に置きたいと思っています。
写真では解りづらいのですが。外観は水様でごく淡い黄色が差しています。白桃や温州ミカンの淡い香りがあります。酸は穏やかで、非常に目立つほろ苦さを感じ、ミネラリーなアフターテイストに心地よい余韻が続きます。
ほろ苦さや酸の感じが、去年の日本のワイン検定にブラインドワインとして出されていたワインに似ているような気がしました。甲州特有の柑橘系の香りを拾うことが出来ればいいのだが。微妙なニュアンスを未だに拾いきれず。この時も、消去法で残ったのがリースリングでした。今から考えれば、外観から黄色を捉えることが出来れば、答えは見えてくるのだが。ブラインドテイスティングの難しさは情報の整理の仕方にあると解っていても、ドツボにはまる情けない自分がいます。実力が所詮この程度、言い訳だけが上手くなります。