5番目に抜栓したイタリアワインは、シチリア “マンドラロッサ シラー”(Sicilia Mandorarossa Syrah)2012です。
2000円弱の価格帯、私にとっては、このクラスからワインの個性を醸し出してくれる、と思っています。写真では解りづらいですが、今回のシチリアのシラーは紫の反射をはっきりと確認は出来ません。おそらく、ブドウが完熟するためではないか、と考えています。それと、私には一般的に云われているスパイシーな香りを拾うことが出来ませんでした。
色調は透明感のある濃いめのルビー色。香りはプルーン、桑の実、サクランボと言いたいところだがフルーティーの一言、しかないかな。ほっくりしたタンニンは焼き芋を皮ごと食べてような、芳ばしいような、ほろ苦いような柔らかな渋みを感じます。酸味と甘さのバランスの取れた温州ミカンのような酸があります。果実味、味わい、アフターに特質すべきことはないが、バランスの良い仕上がりに安心感があります。
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