4番目のイタリアワインはラトエヨ社のヴァッレ ダオスタ プティ ルージュ(Valle d’Aoste Petit Rouge) 2011、去年とヴィンテージが変わっていませんでした。残念ながらブッショネ、しかし、野太い。ブッショネを押し退けるように、特定できないフルーティーな香りに、鼻腔に無理やり押し入る白い花の香り。しかし、翌日に瓶の底に残っているワインを聞くと、前日の香りが嘘のように変わり、去年も感じたラズベリーやイチゴのシロップのような香りがします。フルーティーな香りの後を、ふらふらと薬草のような香りがまとわり付いてきます。去年のコメントを見ると、蒸れたような古木とか、古い薬箱の文字が残っているので、何となくではありますが、つながっているのかな、と思いました。酸とタンニンは身を潜めるように静かで上品で、果実味は弾力がありパワフル。少し長めの余韻が心地よく続きます。
ピノ ネロとは多分取り違えることは無いとは、思いますが。そこはブラインド怖いところです。
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