イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

甲州2本

2015-06-09 09:54:46 | イタリアワイン

今回抜栓したワインは、日本のワイン甲州で、二日続けて開けました。一日目はルバイヤート 甲州 シュール・リー 2012です。このワインは最初にバナナかな、と思わせる華やかな香りがあり。白桃や洋梨の香りに、バジルの香りがあるのでは、と感じながら味わっていました。どうしても柑橘系の香りを拾うことが出来ずに、半分くらい空いたところで、ようやく柑橘系の香りを見つけ、これで一安心。ふっくらとした弾力のある味わいに、後味の心地よいほろ苦さ。クリーミーな温州ミカン、と云った感じの香りは、優雅さがあります。

翌日抜栓したのはキザンワイン 白、ブドウ品種は甲州100%です。このワインもルバイヤートと同じような構成しています。しかし、500円ほどの違いが、ルバイヤートの方が高いだけあって、上質感があります。

2年前にあれこれ飲み比べをした時のおぼろげな記憶から、今の方が心置き無くワインと向き合えるような感じがしました。1000円強のワインだから妥協したような痕跡も感じられず、仕事の有り様がしっかり伝わってきました。



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