波文図鐔 古金工
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/96/0a37396cb733fd85e9bfb885cb2b5bba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c7/dfc0c9871db2274eee74abc604cfbafb.jpg)
波文図鐔 古金工
過去に紹介したことのある作品。時代が上がり、しかも手の良い作であることから何度も紹介する。波頭にのみ色絵を加えている。波飛沫は金の点象嵌。波頭の金色絵が手ずれによって薄くなっている。色絵は比較的薄手のようだ。色絵の端の方を観察すると、グラデーションが付いているようにも見える。即ち、色絵の厚さが端の方ではかなり薄く、微妙に消えているのである。厚い金の板の焼き付けでは、このようなぼかしに似た表現は難しいだろう。古金工とは桃山時代以前の諸工を指す。それら、時代の上がる工が、古様式を写すだけでなく、新たな風合いを求めて工夫を重ねていたことが想像されるのである。
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波文図鐔 古金工
過去に紹介したことのある作品。時代が上がり、しかも手の良い作であることから何度も紹介する。波頭にのみ色絵を加えている。波飛沫は金の点象嵌。波頭の金色絵が手ずれによって薄くなっている。色絵は比較的薄手のようだ。色絵の端の方を観察すると、グラデーションが付いているようにも見える。即ち、色絵の厚さが端の方ではかなり薄く、微妙に消えているのである。厚い金の板の焼き付けでは、このようなぼかしに似た表現は難しいだろう。古金工とは桃山時代以前の諸工を指す。それら、時代の上がる工が、古様式を写すだけでなく、新たな風合いを求めて工夫を重ねていたことが想像されるのである。
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