新笠通信 奄美電信版

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ムラのある社会

2007-07-27 18:30:27 | B4
不老不死を実現するには
携帯電話の機種を変えても前の電話番号を利用するにはICチップの中に電話番号情報が記録されていればよいわけです
古い携帯電話からICチップを取り出して新しい携帯電話に差し込めばよいのです
人間の脳はデリケートだから他の体へは移植できないわけです
脳と同じ信号を発し記憶も蓄積することができる頑丈で精密なICチップのようなものが必要になってくるわけです
新しい体が必要になった時に生身の体へ移植することができない場合は機械の体が必要になってくるわけです
記憶を残したいと考える人は記憶のメカニズムが機能した状態で残そうとするか生前の記憶を記録として残そうとするか考えるものです
インターネットの普及によっていろいろな人の記憶が残されはじめました
情報を記録しているコンピューターのハードディスクが稼動し続けている限り人々の記憶は永遠に残るわけです
ネットワークサーバー側の端末が破壊されない限り情報の蓄積が続くわけです
特定のサーバーだけに情報を格納してしまうとサーバー側に事故が発生したときにデータが破損・消滅してしまうこともあるわけです
ネットーワークサーバー側の事情に一存した情報蓄積ではサーバー側で発生した事故と同時に脳死を迎えてしまうこともあるわけです
データが消えるということは記憶喪失になるということです
身のまわりにある構築物はすべて記憶を持っていた人々が形にしたものです
家・自動車・家具など財とよべるものはすべて記憶があった人が形ある姿に再現したわけです
生産者名のロゴが入っていたり製作者名が記されていたりします
組織が造った製品にはプライドがあるわけです
組織一体となって造ったものには見た目だけではわからないさまざまなエネルギーがつまっているわけです
大きな組織を維持するために犠牲にしてしまった人々のエネルギーが報われるようにと願われているわけです
多くの人のエネルギーを消費した村ほど村人の苦労が報われるようにと積極的に試行錯誤を繰り返して村の外の世界にどのようなアプローチをすればよいかを考えるわけです
経営者団体と労働組合団体の力関係のバランスが取れているといえる状態とは果たしてどのようなものであるかというようなことです
労使二者間のバランスだけではなく力を持ちすぎてしまった特定の業界団体や労働組合組織とそれ以外の個人や団体とで開いてしまった生活水準の差を狭くしたほうがよいのか広くしたほうがよいのかを考えることが重要だということです
差を狭くしていかないと力のある特定の業界団体や労働組合組織の側の人間になることだけが目指される社会になってしまいます
強いほうにまわれば村の外の世界のことを意識しなくてもしても生きてゆけるわけです

みなさんは南西諸島のムラからどこのムラに行きましたか?
ムラの住民になるためにどのようなことを覚えましたか?
あなたが暮らしている村では村人が大切に扱われていますか?
本土では強い村と弱い村の力の差に極端の開きがあります
組織力を持っていない集団は弱い村の部類にすら入りません
地方の人の特徴はムラの外の世界を知らないことです
ムラから出るまでの間に強い村と弱い村が存在することも知らずに村の特性を識別できないまま組織の一員となってしまうわけです
ムラとは企業団体などの社会組織のことですよ
ムラの力に守られないで自分の身を自分で守らなければならないムラで暮らしていくことは相当しんどいことです
いづれ南西諸島のムラからよそのムラへ移動するのであれば最初から評判のよいムラをたくさん知っていてほしいわけです
都会で弱いムラの住民にすらなりきれなかった人たちのことを難民というわけです
弱い村の住民でもいちおうは社会保険ぐらいには加入しているものです
社会保険を負担してくれるようなムラを持たない人をいわゆる難民としているわけです
南西諸島の出身者は難民となりやすい種族だといえます
男性であれば肉体への危険度が高い作業を中心に行なっている会社員的属性を持たない人です
女性であっても心身への危険度が高い作業を中心に行なっている第三号被保険者の属性を持てない人です

男性であれ女性であれ評判のよいムラへ嫁いでほしいわけです
ということは評判のよいムラへ嫁ぐことを南西諸島のほとんどの人ができていないというわけです
中学生の頃には評判のよい業界や労働組合が機能している業界のことを熟知していてほしいわけです

あさっては選挙となってしまいましたが労働組合に加入している人は加入団体が支持している政党を多分応援するのでしょう
全国的な労働組合組織は現行政策の問題点を論点を押さえながら提案しているわけです
提案を検討してくれそうな政党を支援するわけですね
地方の事業主はほとんどが労働組合を企業内部にかかえていないわけです
全国的な労働組合組織の全国標準的な要望が通ってしまって一番困るのは地方の事業主です
全国標準的な労働組合組織の提案がまともに通ったらこれまでよりいっそう裏でこそこそしなければならなくなるわけです

地方の事業者は全国区で対応させたとたん業界団体や労働組合組織とは無縁の難民であることがはっきりするわけです
どちらを支援しても分がないわけです
全国規模の業界からしてみれば孫受けやひ孫的な存在でしかないし労働組合側的視点からも立場が悪いいわば典型的な町工場的存在というわけです

町工場を守ってくれそうなしくみがあるのかどうかが問題です
なければ町工場的業者組合を発足させて活動を活発にするしかないわけです
結局地方の事業者は全国区的な労働組合組織よりもさらに活動的な労働組合的活動を行わなければならないのです
全国区的な業界団体や労働組合の人たちは恵まれすぎているということを訴えていかなければならないわけです

大きな組織の一員にならないということの代償はとてつもなく大きいというわけです
最初から大きな組織の一員であればどれだけ難儀をしなくて済んだだろうかというような社会が現在の日本なわけです

現在は非正規雇用者の存在が社会問題になっているわけです
業界団体や労働組合組織とは無縁の人々にどのような風を充てるかということが問題です
このような問題に少しでも取り組んでくれそうな業界団体や労働組合組織があれば応援してもよいのかもしれません

南西諸島の人たちはもうちょっと世間に興味を持たないと都会に行ったら外国人労働者を見るような目で扱われることもないとも限りません
あそこは離島のムラとは違うということです
都会で三味線をひいて唄って聞かせたらとても気に入られて一戸建てをプレゼントされたというような話は聞かないでしょう
音楽で生計を立てることを目指して上る人もいるわけですが世間に対する情報量が少ない人が提供できる情報量には限りがあるわけです
情報量の差を自覚して埋めていかなければ埋まる溝も埋まらなくなるわけです