toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「リップステイン」 長沢樹

2014年07月05日 | 読書日記
悪意が波長の会う人を見つけて、憑依して犯罪を行わせる。それを察知して地夜叉を集めて悪意と戦い犯罪を未然に防ごうとする城丸香砂。
香砂と知り合って彼女のドキュメントを撮ろうとする専門学校生達と、連続暴行犯を追う警察達。それぞれの視点で物語が進んでいく。

設定が常識を超えているのと、専門学校が自分の興味のない世界だったことなどで、最初のうちは取っ付きにくかったけれど、物語が進むうちに断然面白くなっていく。
視点が代わっていく中で、誰の視点か曖昧にしたり、余計なエピソードを入れたりしてミスリードさせていく展開には嵌ってしまった。


双葉社
コメント
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