toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「賢者の石、売ります」 朱野帰子

2016年12月15日 | 読書日記
とにかく主人公の賢児の性格と思考が私とそっくり。共感というレベルではなくてもう全く同じ。。
それなのに文系に進んだ理由が理解できない。

姉の美空のバカさ加減には呆れるばかり。(ちなみに私の場合、妹も理系なので話が合います。)

私としてはとにかく、美空をはじめとする「未開人」たちを相手に孤軍奮闘する賢児を応援せずにいられない。

梨花が何故これほど賢児に協力的なのかわからないけれど、彼女のおかげでかなり助けられるし、桜川がもともと理系だったという伏線が最後に効いてくる。

似非科学を否定する場面で「マイナスイオンはそもそも存在しない」と言っているがこれは間違え。ドライヤーのマイナスイオンは色んな意味で怪しいけれど、マナスイオンそのものは物理的にちゃんと存在します。




文藝春秋
コメント
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