この著者のお得意のパターン。
現実を下敷きにした銀行を巡る企業小説。
実際の出来事とフィクションが一緒になって頭が混乱気味(笑)。
そもそもの最初の設定として、一行員が不祥事(殺人事件)を起こしたことに対し、銀行の代表が記者会見したり辞任したりすることは無いと思うけどどうなんでしょう。
上司や担当役員が会見するくらいのことだと思うんだけど・・・。
構成は私が嫌いな、現在の話と過去の話が交互に現れる方式。
さらに途中からは他の人がそこに割り込んでくるので、話が細切れ状態で非常に読みにくいし分かりにくい。
過去の話は一人称、現在の話は三人称(最後は一人称)で書き分けられているので、今読んでるのがどっちの話なのかは分かるけれど、この場面ではあの出来事の前なのか後なのか・・とか混乱してしまう。
時系列の書いて欲しかったな。
企業小説としてのメーンストーリに対して、愛(人名)を巡るサイドストーリも充実していて小説としては満足。
最後は「こうなるとありきたり」だと思った通りになってしまったことと、その後に「そこまでしなくても」の出来事がくっついてちょっとだけ残念。
小学館
現実を下敷きにした銀行を巡る企業小説。
実際の出来事とフィクションが一緒になって頭が混乱気味(笑)。
そもそもの最初の設定として、一行員が不祥事(殺人事件)を起こしたことに対し、銀行の代表が記者会見したり辞任したりすることは無いと思うけどどうなんでしょう。
上司や担当役員が会見するくらいのことだと思うんだけど・・・。
構成は私が嫌いな、現在の話と過去の話が交互に現れる方式。
さらに途中からは他の人がそこに割り込んでくるので、話が細切れ状態で非常に読みにくいし分かりにくい。
過去の話は一人称、現在の話は三人称(最後は一人称)で書き分けられているので、今読んでるのがどっちの話なのかは分かるけれど、この場面ではあの出来事の前なのか後なのか・・とか混乱してしまう。
時系列の書いて欲しかったな。
企業小説としてのメーンストーリに対して、愛(人名)を巡るサイドストーリも充実していて小説としては満足。
最後は「こうなるとありきたり」だと思った通りになってしまったことと、その後に「そこまでしなくても」の出来事がくっついてちょっとだけ残念。
小学館