厚さが5cmも有って、とにかく重くて読んでると腕が疲れる本。
明治時代、北海道に渡り帯広を開拓した人たちの物語。
伊豆の富豪の息子が晩成社という会社を作って、地元の農民を中心に開拓団を作って帯広に渡り農地を開拓してゆく過程を、晩成社の3人の幹部のうちの一人の妹であり別の幹部の妻となった女性の視点から描いている。
乃南アサだからミステリーかと思ったら、史実に基づいた小説だった。
ようやくわずかな農地ができて作物を植えても、早霜、遅霜、バッタの害、日照不足などでなかなか思うように開拓が進まない状況で苦労する様子が描かれている。
さらに晩成社の代表(立場は副社長)の社員(開拓農民)を逆なでするような行動も有って、逃げ出す人たちもいて、困難は続いてゆく。
最後はわずかな希望が見えたところで終わる。
こういう構成も小説として有りかもしれないけど、長い物語を読んでいった立場としてはもう少し先まで書いて欲しかった。。。
講談社
明治時代、北海道に渡り帯広を開拓した人たちの物語。
伊豆の富豪の息子が晩成社という会社を作って、地元の農民を中心に開拓団を作って帯広に渡り農地を開拓してゆく過程を、晩成社の3人の幹部のうちの一人の妹であり別の幹部の妻となった女性の視点から描いている。
乃南アサだからミステリーかと思ったら、史実に基づいた小説だった。
ようやくわずかな農地ができて作物を植えても、早霜、遅霜、バッタの害、日照不足などでなかなか思うように開拓が進まない状況で苦労する様子が描かれている。
さらに晩成社の代表(立場は副社長)の社員(開拓農民)を逆なでするような行動も有って、逃げ出す人たちもいて、困難は続いてゆく。
最後はわずかな希望が見えたところで終わる。
こういう構成も小説として有りかもしれないけど、長い物語を読んでいった立場としてはもう少し先まで書いて欲しかった。。。
講談社