友人が2冊買ってしまったからと1冊くれた本。
1949年に発行された(当時の)近未来小説。
舞台はソビエト連邦がモデルだけど、今の現実では中国や北朝鮮に近い一党独裁の監視社会。
過去まで都合の良いように書き換える徹底ぶりで、何か不具合が生じるとすべてを書き換えてなかったことにしてしまったりする。
主人公はこの書き換えの仕事に従事する真実省の男。
あらゆる資料の改ざんをしつつも、記憶は有るのでその矛盾に悩みつつ生活をしている。
やがて革命を目指す組織と巡り合うけれど、味方かと思っていた人物がことごとく体制派だったりで物語は大混乱。
最初のうちは他人事だと思って読んでいたけれど段々読むのが辛くなっていき、終盤は惰性で読み終えた感じで、(他の本を読む合間に読んだんだけど)読み終わるのに3ヶ月ほどかかってしまった。
全く嫌な社会の物語だけど、ここで使用されているニュースピークは合理的で良いなと思った。
実際英語がニュースピークになっていたら、覚えるのがずいぶん楽で助かったに違いない。
2021.2.25
角川文庫
1949年に発行された(当時の)近未来小説。
舞台はソビエト連邦がモデルだけど、今の現実では中国や北朝鮮に近い一党独裁の監視社会。
過去まで都合の良いように書き換える徹底ぶりで、何か不具合が生じるとすべてを書き換えてなかったことにしてしまったりする。
主人公はこの書き換えの仕事に従事する真実省の男。
あらゆる資料の改ざんをしつつも、記憶は有るのでその矛盾に悩みつつ生活をしている。
やがて革命を目指す組織と巡り合うけれど、味方かと思っていた人物がことごとく体制派だったりで物語は大混乱。
最初のうちは他人事だと思って読んでいたけれど段々読むのが辛くなっていき、終盤は惰性で読み終えた感じで、(他の本を読む合間に読んだんだけど)読み終わるのに3ヶ月ほどかかってしまった。
全く嫌な社会の物語だけど、ここで使用されているニュースピークは合理的で良いなと思った。
実際英語がニュースピークになっていたら、覚えるのがずいぶん楽で助かったに違いない。
2021.2.25
角川文庫