toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「鷹の惑い」 堂場瞬一

2023年08月14日 | 読書日記
公安マターの事件と、捜査一課マターの殺人事件が同時に発生し、その2つの話が同時に進行するため、交互に語られるのでちょっと読みにくい。
2つの事件は全く無関係として書かれているけれど、読んでる方は当然繋がっていると考えるし、個人的には殺人事件の犯人の目星はついてしまっていた(そしてそれは正解だった)。
2つの事件が徐々に明らかになって、その関係性も何となく分かってきたころ、また新しい事件が明らかになる。
折角物語が収束して来たのに・・・。

当然のように新しい事件も含めて3つの事件はすべて繋がっていって、結局は最後に明らかになった事件がすべてという良く有る展開だったけれど、堂場瞬一の力技で最後まで気持ちよく読める。







2023.7.24
講談社

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