独立した5つの物語が章として書かれている。
それぞれの章は何の関係も無い物語だけど(微妙に登場人物などが関連してるところも有るけれど)、どれも不条理な展開で、最後に可羏児か呂鳴妟の生まれ変わり(と思われる人物)が、老いることのない体を持つ鋭勍微に殺される。
第五章になると舞台が古代の中国から現代(近未来?)の日本になり物語も分かり易くそして面白くなってくる(はっきり言って四章まではそれほど面白くない)。
ドラゴンズ・タン(竜舌)と名付けられた新型フィロウィルスのパンデミックが起こって、冒頭に登場した姜煒漻の言葉の意味がようやく分かる仕組みになっている。
やがてパンデミックが収束するけれど、科学的には滅茶苦茶な理論で説明されて読むのが辛くなる。
出来過ぎの最後だけど、それなりに納得できる。
第二章から第四章は無い方が断然良いとも思うんだけど・・・・。
母校の校歌に「開かばならむ梓弓」と言う一節が有るけれど、その意味が分かった。。
新潮社
それぞれの章は何の関係も無い物語だけど(微妙に登場人物などが関連してるところも有るけれど)、どれも不条理な展開で、最後に可羏児か呂鳴妟の生まれ変わり(と思われる人物)が、老いることのない体を持つ鋭勍微に殺される。
第五章になると舞台が古代の中国から現代(近未来?)の日本になり物語も分かり易くそして面白くなってくる(はっきり言って四章まではそれほど面白くない)。
ドラゴンズ・タン(竜舌)と名付けられた新型フィロウィルスのパンデミックが起こって、冒頭に登場した姜煒漻の言葉の意味がようやく分かる仕組みになっている。
やがてパンデミックが収束するけれど、科学的には滅茶苦茶な理論で説明されて読むのが辛くなる。
出来過ぎの最後だけど、それなりに納得できる。
第二章から第四章は無い方が断然良いとも思うんだけど・・・・。
母校の校歌に「開かばならむ梓弓」と言う一節が有るけれど、その意味が分かった。。
新潮社