「神の愛を信頼する」 マタイによる福音書 6章25~34節
神さまは、天地を創造し、地上に生きるもの全てを創造されました。私たちは、命が神さまが創造されたものであることを信じています。しかし、人は自分の寿命を僅かでも延ばそうとして、食べ物のことや飲み物のことで色々と思い悩んでしまうものです。イエスさんは、野生の鳥が自然の中で生きて行けるように神さまに養われている様子を示し、神さまの領域である命について、あれこれと思い悩んだところでしょうがないと教えました。
一般的に、神さまは命を創造するのだから信じなさいと言われたりします。しかし、イエスさんは、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。」と教えました。それは、イエスさんが教える神の愛によって隣人を愛し、地上が愛に溢れ、人が互いに愛し合えるような世界(国)を目指すこと、それこそが神さまの願いである「神の義」なのです。神さまを信じるということは、神の愛を信頼し、自分を愛するように隣人を愛することなのです。