融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2021年02月27日 | 礼拝のご案内

 明日2月28日(日)は、主日礼拝です。午前9時からの教会学校については、コロナのこともあり引き続きお休みしています。10時30分から礼拝が始まります。メッセージの題は「結ぶ実で分かる」、賛美歌は「みどりもふかき」、「あまつましみず」です。礼拝中は、窓を空けて換気をしていますので、寒さ対策をされてお越しください。状況によっては中止しますが、礼拝後にお茶の一時があります。ご興味のある方は、感染症対策の上、どなたでもご出席ください。

 13日に発生した福島県沖の大きな地震で、事故が起こった福島原発が被害を受けました。燃料プールの水位が下がっているという重大問題です。使用済み燃料が空気中に露出してしまうと、破滅的な事態になることが分かっています。ニュースでは、別の話題として、使用済み燃料からプルトニウムを取り出して再利用するために、フランスに処理を頼むことについて伝えられていました。そのお金も相当な費用がかかると思います。それほど単純なことなのに、未だに原発の電気が安いと思っている人が多いことに驚きます。外国から、日本人は理想論ばかりだと指摘されて、呆れられているところですが、残念ながらその指摘は当たっています。一度洗脳されると、それを信じて決して疑わない頑迷さが、未来の子どもたちを殺すという結果を招来していることに気がつくことができません。

 


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「人間をトル」

2021年02月26日 | 聖書のお話

「人間をトル」 マタイによる福音書 4章18~25節

 自然から富を得ている職業の人を「百姓」と呼んだりします。百姓とは、自然と格闘しながら、たくさんの専門的技能を駆使して働きます。漁師であれば、魚を捕るばかりではなく、舟や網を修理したり、小屋を建てたり、天気を予測したりもします。また、資源保護のために生態系を守り育てたりもします。

 イエスさんは、「わたしについてきなさい。人間をとる漁師にしよう。」と言って、漁師を招きました。なぜ、漁師を弟子にしたのでしょう。他にふわさしい人はいなかったのでしょうか。もしかすると、百姓であり、自然の生態系を熟知している漁師だからこそ、弟子にふさわしかったのかも知れません。

 食物連鎖のことを考えると、最初に食べられる一番弱い魚がいなければ、頂点に立つ大型の魚もいなくなります。市場という小さな視点で見れば、とかく大型魚が価値が高いとされがちですが、生態系という大きな視点で見ると価値の優劣などなく、むしろ一番弱い存在が最も必要なのです。

 イエスさんは、ガリラヤ中を回って福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気を癒やされ、人々を患いから解放されました。イエスさんの福音宣教は、特に貧しく弱くさせられた人たちの救いに向けられました。それは、彼らが小さく弱く価値がないとされていたからです。神さまの創られた世界は、一番弱い存在が最も必要なのです。

 


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明日は礼拝です

2021年02月20日 | 日記

 明日2月21日(日)は、主日礼拝です。午前9時からの教会学校については、コロナのこともあり引き続きお休みしています。10時30分から礼拝が始まります。メッセージの題は「人間をトル」、賛美歌は「みどりもふかき」、「あまつましみず」です。礼拝中は、窓を空けて換気をしていますので、寒さ対策をされてお越しください。状況によっては中止しますが、礼拝後にお茶の一時があります。ご興味のある方は、感染症対策の上、どなたでもご出席ください。

 13日に福島県沖で大きな大きな地震が発生し、最大震度6強で被害もありました。被災された地域の皆さま、お見舞い申し上げます。福島原発が事故処理中ですが、この地震で被害が出たようです。振り返ると、安倍総理の「アンダーコントロール」という嘘から東京オリンピックの話が進みましたが、オリンピックよりも原発事故の収束が先のはずではないでしょうか。地震で壊れて手がつけられないような状態になっている原発は、新たな自然災害によっていとも簡単に破滅的な被害をもたらす可能性があります。そんな中、オリンピックに打ち興じ事ができると考えていることの方が、どうかしていると思います。

 


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「イエスのいない舟」

2021年02月20日 | 聖書のお話

「イエスのいない舟」 マタイによる福音書 14章22~33節

 イエスさんは、強いて弟子たちだけを舟に乗せ、向こう岸へと向かわせました。ところが、湖上では逆風が吹き荒れ、弟子たちの乗った舟は思うように進みませんでした。イエスさんはというと、一人で山で祈ったり、荒れた湖の上を歩いたりしていました。この物語は、舟の中にいる弟子たちと、舟の外で困難と闘いながら歩むイエスさんの姿が伝えられているように思います。

 舟からイエスさんを発見した弟子たちは、荒れた気象条件と、湖上の上を歩く姿を見て「幽霊だ」と言って怯え、叫びました。舟の外が危険だと思えたからです。しかし、ペトロは「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください」と言って舟から出ました。舟から出て、イエスさんの近くにいる方が良いと考えたのかも知れません。

 人生とは、航海に例えられたりもします。船とは、目的を持ち、計画を立て、それらを実行する覚悟をもって乗り込むものです。キリスト教では、舟とは教会を指していると考えられたりしています。この物語は、イエスさんの「湖上歩行」と呼ばれる奇跡物語として伝えられています。しかし、イエスさんは、奇跡を起こして神の子だと信じさせようとしたことは一度もなく、かえって荒野で悪魔から誘惑を受けたとき、奇跡という手段を否定されました。

 教会も舟であるならば、目的があり、計画があり、覚悟もあるばずです。聖書の物語の後半は、弟子たちが向かう目的地がゲネサレトであったことが伝えられています。そこには、救いを待ちわびている大勢の人たちがいました。教会もまた、誰に何を為すべきかという計画と、それを実行する覚悟が必要ではないかと思います。

 


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明日は礼拝です

2021年02月13日 | 礼拝のご案内

 明日2月14日(日)は、主日礼拝です。午前9時からの教会学校については、コロナのこともあり引き続きお休みしています。10時30分から礼拝が始まります。メッセージの題は「イエスのいない舟」、賛美歌は「みどりもふかき」、「あまつましみず」です。礼拝中は、窓を空けて換気をしていますので、寒さ対策をされてお越しください。状況によっては中止しますが、礼拝後にお茶の一時があります。ご興味のある方は、感染症対策の上、どなたでもご出席ください。

 


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