融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は兵庫県南部大地震を覚えての礼拝です

2025年01月11日 | 日記

 明日1月12日(日)は、兵庫県南部大地震を覚えての礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「正しいことは愛」、賛美歌は「新しい年を迎えて」、「馬槽のなかに」です。

 1995年1月17日午前5時46分、淡路島北部を震源に発生したマグニチュード7.3の大地震が発生しました。最大震度7の揺れに伴い、建物倒壊や大規模火災が発生し、6434名もの尊い命が奪われました。浜坂教会員も神戸で被災してお亡くなりになりました。あれ  から30年を数えるにあたり、ご遺族の方々の慰めと平安をお祈りいたします。

 昨年2024年1月1日午後4時10分頃、石川県能登半島北部地方を震源とするマグニチュード7.6という、阪神・淡路大震災を超える規模の大地震が発生しました。最大震度は7で、現時点で470名以上の尊い命が奪われたことが分かっていますが、未だに被災の状況のままの場所があり、被害の全容が掴めていません。能登半島地震は、規模の大きな地震のようで、あちこちの地面が隆起したりして、港の様子が一変してしまっているようです。被災地の早期復旧と被災者のためにお祈りいたします。

 個人的な感想ですが、被災地にまともに光を当てると地盤隆起や活断層の問題など、北陸電力志賀原発の安全性が問われるような議論に発展することを恐れ、注意が向かないようにされているのかなと勘ぐったりします。もしくは、単に無関心なのかな。地方中の地方である、半島の一番先での被災に対して、地方を地盤とする石破首相に少しは期待したのですが、どうやら外側ばかりの中身スッカラカンの地盤とカバンを親から引き継いだ二世議員のまんまで、いかりや長介さんの決め台詞「こりゃ駄目だ」状態のようです。もうちょっと情熱があると思ったのですが、予想通りで残念です。能力を超えて色々と忙しそうなので同情しますが、外国のことはできなくても国内の問題はよくやったと言われる首相になって欲しいと思う今日この頃です。

 


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あれから一年

2025年01月07日 | 日記

 一年前の元日、能登半島地震が発生しました。あれから一年経ちましたが、普及の速度は鈍く、政治家の関心もれいわ新選組以外を除いて、低いように思います。地方を大事にしているようなことを言っていた石破首相も、口先ばかりで中身が伴わない二世議員に共通する仕草を感じ、能力の限界を垣間見るばかりで残念です。もっと頑張ってもらいたいものです。

 昨年の元日、私はちょうど外でヤンキー座り(もはや死語)をしてネギを洗っていたところ、体がグラグラと揺れたので、目眩でも起こしたのかと思ったら、周りの建物の窓がワサワサと音を立てているので、あぁこれは地震だと思い、屋内に入って情報を調べていたら、町内放送にて避難するようにという放送が入り、家族で避難したことを思い出します。

 ネットで調べていたら、当時のニュース動画がありましたのでご紹介いたします。

 

【LIVE】津波情報 2024年1月1日(月)/震度7の地震で津波警報が発表中〈ウェザーニュースLiVE〉14:00〜


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クリスマス

2024年12月25日 | 日記

 近年、メールやLINEなどを活用する人が多くなり、私のところにもクリスマスの挨拶などが来るようになりました。近況をお伝えいただき、お気遣いやねぎらいの言葉をいただき、ありがとうございます。

 クリスマスは、私が生まれる前からずっと世の中で広まっていますので、私がとやかく言っても仕方がないくらいです。振り返ると、商業的で娯楽的な世のクリスマスにあって、「本来の意味はこんなんですよ」みたいなことを伝えて来たように思います。時に「本当の意味は」などと粋がってしまったこともあり、お恥ずかしい限りです。

 クリスマスの物語は物語として、そこに込められている願いや意味をなるべくたくさん吸収したいと思うのは人情というものです。宗教的なものとしても、人間的な物語としても味わい深いと考えています。要は、自分がどのように受け止めるかが大切です。

 これまで職業牧師としてがむしゃらに突っ走って来たつもりなのですが、イベントを実行する忙しさもあり、わが身を見つめ直す時間もなく、口内炎をいくつも作りながら、ただクリスマスを苦しみマスとか疲れマスとか感じながら、終わったらバタンキューしていました。ところが、ここ数年、コロナや教会学校の休止、その他の事情により、イベントクリスマスではないクリスマスを重ねて来ました。そうすると、不思議なことに、これまで感じていたのと違うクリスマスを経験することができました。

 クリスマスは、人と人との関わりを深める行事でもあります。人と人との関わりは大切です。その関わりが薄くなった分、私の場合はイエスさんに思いを寄せる時間がたくさん作れたように思います。クリスマスなのに、不思議な経験です。なので、昨年と今年のクリスマスでは、ガザでの虐殺に心が痛み、クリスマスをお祝いする気分になれないのが正直な気持ちです。同時に、イスラエルがパレスチナを占拠した時からずっと殺戮が繰り広げられていたのに、そのことにどれだけ思いを寄せていたのかを問われたようで、穴があったら入りたい気分でいます。

 とは言え、人の考え方は人それぞれでもあり、何が正しいのか間違っているとかは、立場にもよるので一概には言えません。いずれにしても、その人の生き方次第なのだろうと思う今日この頃です。

 

 

 


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山本太郎、首相に直談判

2024年12月17日 | 日記

 長周新聞(紙版)に「山本太郎、首相に直談判」という記事が掲載されていました。れいわ新選組代表の山本太郎参議院議員が、6日の参院予算委員会で質問に立ち、元日の地震と9月の豪雨で被災した能登半島に豪雪の季節が訪れる前に自衛隊を投入して民有地の土砂撤去を加速させることを石破首相に直接求めた、というものです。長周新聞の12月13日号に、質疑の要旨に被災地の写真も加え、多くの字数を割いて詳細に伝えています。月々1,500円、ご購読をお勧めします。

 私の住んでいる所は、石破首相の「地元」とする場所に近いので、応援の意味で軍事オタクの首相ならではのアイデアとして、能登半島地震の被災者救援のために、自衛隊の人員と装備(空母とか輸送ヘリとか)を使って大規模に、集中して作業を展開し、半島という地方中の地方である能登の被災者のために早期復興の陣頭指揮を執ったらどうかと書きました。しかし、「地方再生」に力を入れていると言う割には、能登で何も具体的なことがなされる訳でもなく、未だに瓦礫に溢れる中に被災者を放置して、いつもの自民党議員しぐさ(手のひら返し、ぶれまくり)の石破首相を見ていると、口だけで中身のない、まんま二世議員の悪いところを見ているようです。

 とはいえ、首相は忙しいもので、首相になったばかりだから大目に見てやれという意見もあります。そうかと思いつつ、一方で地方にこだわりがあるというのが売りなならば、その得意分野で個性を発揮するのが支持を得るための近道というものではないかと歯がゆい思いがします。今の首相を見ていると、助けてあげたい気持ちになってしまいます。クリスチャンなのに、神社で出陣式をしたりと、本人も誰でも助けて欲しいと思っているに違いありません。色々と忙しいというのは、誰でも一緒です。まずは、国内の地方中の地方で一番困っている被災者を救済し、一日も早く安心して暮らせるようにすることです。それが日本全体の安心にもつながるはずだからです。やっとのことで自分のライフワークをやれる立場になったんだから。やれば。

 

 


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西洋的なものは胡散臭い

2024年12月16日 | 日記

 北海道にいたとき、鷲頭さんご夫婦には随分とお世話になっていました。ある時の話題で、お連れ合いさんが「西洋的なものは嫌いだ」という話になりました。私は西方教会の流れに属する牧師でしたし、それ以上にそもそもが西洋について知識不足・勉強不足な若造でしたので、「良いところもあるんじゃないか」みたいな話をしたような覚えがあります。

 あれから時が流れ、失敗の経験を重ね、自分の至らなさを大いに自覚できるようになり、少しは成長できたかなと思っていますが、今も恥ずかしくってお二人の前に顔を出すことができていません。いつになったら胸を張ってお会いできるようになるのかも分かりません。当分無理だ、いや一生無理かも知れません。どうか、お元気でいて欲しいと願うばかりです。

 資本主義が機能不全を起こし、富と権力を持つ者がメディアを操り、イメージ戦略を駆使するという世の中になっています。気がつけば、「ロシアはウクライナに侵略してけしからん」と考える人が多いように思います。戦争しているのはロシアとウクライナですが、ウクライナのバックには西欧諸国とアメリカがいて、武器と人員を供給して代理戦争をしています。

 ところが、この度攻撃を受けて陥落したシリアに、イスラエルが侵攻して自分たちの領土を広げています。そんなイスラエルのことを、「イスラエルはシリアに侵略してけしからん」と考える人は少ないように思います。イスラエルが侵略者であると思わせないようにするメディアのイメージ戦略があるからです。

 シリアを陥れたアルカイダというテロ集団も、イスラエルに文句を言わず、対立もしません。アルカイダは傭兵であり、彼らの雇い主は、バックにいるアメリカやイギリス、トルコなどです。ウクライナ戦争のバックにいるのも、シリア戦争のバックにいるのも、みな同じ、アメリカと西欧という似たり寄ったりの顔ぶれなのです。

 現象は同じなのに、ロシアがやったら「侵略」で、イスラエルがやったら「侵略でない」というのなら二枚舌・二重基準(ダブルスタンダード)というものです。それを平然とやってのけて成立させる「西洋的なもの」とは、実に胡散臭いものだと思います。

 ブックマークさせていただいてる「櫻井ジャーナル」さんの記事に、シリアでの状況についてコンパクトにまとめられています。大変参考になります。既にご覧いただいているかも知れませんが、ご紹介いたします。

 


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