明日12月25日(日)は、歳晩礼拝です。午前9時からの教会学校は、お休みしています。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは、「道しるべ」、賛美歌は「喜びはむねに」、「きよしこの夜」です。感染症対策をして礼拝を行っています。ご理解の上、ご出席ください。
ドイツのメルケル前首相の発言(←クリックすると、「耕助のブログ」というリンク先をご紹介できます。)には、驚きました。第三者が人のことを悪く言ったり、ましてや制裁を加えるといったことに加担するのならば、「知らなかった」では済まない責任があることを思わされています。
「平和の光景を夢見て」 ルカによる福音書 2章15~20節
天の大軍による賛美が終わって天使たちが去った後、羊飼いたちは自分たちの日常へと戻りました。彼らは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださった出来事を見ようではないか。」と話し合い、急いで出かけてマリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を捜し当てました。
その光景を見た羊飼いたちは、天使が彼らに告げられたことを人々にも話して伝えました。人々は、彼らの話しを不思議なこととして聞き流しました。「民全体」というとき、奴隷は含まれないと考えられていたからです。しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納め、思い巡らしていました。
思い巡らす母マリアを見た羊飼いたちは、幼子の今後の成長を期待しました。彼らは、自分たちも神の民として平等に生きるようになれるという、何十年も先の平和の光景を夢見ました。救い主の誕生が神さまの愛であると信じたからこそ、神をあがめ、賛美しながら奴隷の日常へと帰ったのです。
本日24日は、クリスマス・イヴです。午後7時30分より、礼拝を行いました。メッセージは、「平和の光景を夢見て」、聖書の朗読を6カ所、賛美歌「喜びはむねに」、「エッサイの根より」、「生けるものすべて」、「きよしこの夜」、「羊はねむれり」、「いそぎ来たれ、主にある民」、「今こそ声あげ」を歌いました。
今年もコロナ渦の影響で、小さい会堂に大勢の人が集まって合唱することは好ましくないと判断し、残念ですが大きな規模での集会は行いませんでした。普段、教会に来る機会もない人がクリスマスだからということで教会に足を運んでくださるのは嬉しいことで、そのような機会を失ってしまったことは残念でした。けれども、人が少ない分、イエスさんの誕生について深く集中することができました。
聖書は、イエスさんの誕生に際して、天使の大軍による賛美が行われたと伝えています。その歌詞が、「天には栄光、神あれ。地には平和、御心に適う人にあれ。」でした。地上に生きる私たちが、神さまの御心に適った生き方をするならば、平和が与えられるという内容です。私は、御心に適った生き方とは、誰もが平等で互いに助け合って生きることではないかと受け止めています。
互いに認め合い、互いに助け合うことを通して、一日も早い世界平和を祈念いたします。よいクリスマスをお過ごしください。
「天に栄光、地に平和」 ルカによる福音書 2章8~14節
夜通し働く羊飼いは、住民登録とは無縁の奴隷でした。夜、主の天使が近づき、「主の栄光」が周りを照らしたとき、彼らは非常に恐れてしまいました。その理由は、「主の栄光」が主人のためのものであり、自分たち奴隷のためのものではないと考えられていたからです。
主の天使は、開口一番「恐れるな」と言いました。その理由は、「主の栄光」が奴隷を含めた民全体に対して与えられる大きな喜びであったからです。その証拠として、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけ出すという「しるし」が与えられました。
救い主の誕生は、奴隷も含めた民全体に与えられた大きな喜びのことです。それこそが「主の栄光」であり、天におられる神さまの御心なのです。天使の大軍による賛美は、「主の栄光」を適えようとし、地上に平等と平和がもたらされるために闘う全ての人々に対する励ましなのです。