東武ファンフェスタ2011②

鉄道工場の公開時の楽しみといえば、普段見られないものを見ることも楽しみです。
東武350系の台車FS-056D型台車。ミンデンドイツ式台車という台車で、旧西ドイツで開発された形式で、軸箱の支持方式が板バネ式になっています。この方式は東武の他、営団地下鉄（東京メトロ）や阪急等でも採用されています。ちなみにこの台車は後ろに写る車両から抜かれたものです。

もう一つのお楽しみが、空中を移動する電車。大きな電車が天井クレーンに吊られて頭上を行く様は、各鉄道工場公開の目玉ですが、鉄道ファン的には普段見られない床下機器や床下の構造を見られるので、それはそれでお楽しみのひとつです。

東武ファンフェスタ2011①

先日の東武ファンフェスタの写真です。撮影会には東武100系スペーシア・200系りょうもう・1800系・8000系・50050系と、地下鉄半蔵門線乗り入れのご縁で東急5000系・東京メトロ08系が並べられていました。

特に急行りょうもう時代の面影を残す、1800系1819編成と最後の東武顔の8000系8111編成が注目を集め、撮影会場は押すな押すなの大騒ぎでした。人混みの中カメラを高く上げて液晶画面を下に向けてシャッターを押しました。

ちょっと前の東武の通勤電車と言えばこの顔。私鉄最多の712両が製造された8000系の他、吊り掛け車の5000系列や3000系列もこの顔でした。吊り掛け車の廃車や8000系の更新工事で姿を消し、東上線所属だった8111編成が最後となりました。