新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

新居関所と旅籠紀伊国屋

2015-11-29 20:36:08 | 旅行


東海道新居宿の入り口にあった新居関所。江戸時代は箱根関所とともに入り鉄砲に出女を取り締まる関所として、東海道を行き交う旅人を監視していました。慶長年間に開設されましたが、地震で何度も移転をし、現在地に移ったのは宝永地震のあと1705年の事です。それ以来舞阪と新居の間を結ぶ渡船の船着場が関所前にあり、江戸から来た旅人は船を降りて関所を通過する形になりました。現在残っている建物は1854年の安政東海地震の後に建てられた建物で、江戸時代から現存する唯一の関所建築として公開されています。ちなみにこの新居関跡は国の特別史跡に指定されています。

この新居関所跡のすぐ後ろを東海道線や東海道新幹線が通っており、電車の中からも確認できます。もっとも新幹線は275km/hで通過してしまうので、一瞬の出来事ですが。

関所の新居宿側には門があり、当時の門を復元したものが建っています。その脇には高札場も復元され、江戸時代の旅の様子の一端を垣間見る事ができます。

そして関所から程近い場所には旅籠紀伊国屋があります。江戸時代の旅籠建築が残っており、当時の旅人が宿泊した部屋などが公開されています。おそらくこの旅籠を撮影に使ったのでしょう、水戸黄門のお銀さんの由美かおるさんの写真が置かれていました。この紀伊国屋は紀州藩の常宿だったらしく、紀州藩より紀伊国屋の称号を授かっているので、このような屋号になっているようです。ちなみに紀文の紀伊国屋文左衛門とは関係ないそうです。

こちらは旧東海道の通り。道の両側には宿場町の雰囲気が残っていました。 


天竜二俣駅

2015-11-29 19:57:46 | 鉄道

静岡県の掛川駅と新所原駅の間を浜名湖北部に走る第三セクター鉄道の天竜浜名湖鉄道の中心駅でもある天竜二俣駅。1940年の開業以来の瓦葺き屋根の木造駅舎が使われており、国の登録有形文化財に指定されています。

プラットホームも木造の上屋が残っており、昭和のローカル駅の雰囲気が存分に残っています。Nゲージ鉄道模型カトーが販売しているローカルホームそのものです。ちなみにこのホームも登録有形文化財に指定されています。

その古いホームには1両の軽快ディーゼルカーが到着。なんだかミスマッチな風景ですが、それもローカル駅のよいところです。ちょうど掛川行きと新所原行きの上下列車が並びました。

駅ばかりではなく、駅前にも雰囲気のあるたばこ屋さんが。趣のある建物に逆光もいとわず撮影してしまいました。

浜名湖沿いをぶらり

2015-11-22 14:54:02 | 旅行
昨日は東名吉田インター近くのホテルに泊まり、今日は観光モードです。

東海道新居宿にあった新居関所。すぐそばを東海道線と、東海道新幹線が通過しているので、見たことあるかもしれません。江戸時代の建物が残る唯一の関所跡です。近くの旅籠の建物とともに見学しました。

そのあと、新居町駅近くの駐車場に車を置いて、電車に乗って浜名湖を見ながら弁天島駅と舞阪駅を訪問。弁天島駅は浜名湖ガーデンパークで開催されているゆるキャラグランプリ2015へ行く客で混雑していました。


新幹線と富士山

2015-11-21 07:36:25 | 鉄道

三連休の初日。晴れるのは今日だけなので、富士山と新幹線を狙いに車を借りてやってきました。
朝日が富士山を照らし、肉眼ではタモリさんも訪れた六合目の山小屋も確認できます。絶好の富士山日和です。
惜しむらくはこの時期にしては山頂の雪が少ないことでしょうか。やっぱり暖冬なんでしょうかね。

ひたちなか海浜鉄道の車両

2015-11-18 19:37:05 | 鉄道


ひたちなか海浜鉄道3710形気動車です。新潟鐵工所(現新潟トランシス)製の18m級NDCで、1995年に導入されました。形式は湊線のミナトからきています。この日は団体専用として、車内で演劇を行う企画のために定期列車に連結されていました。

こちらは三木鉄道からやってきたミキ300形気動車。富士重工製の18m級LE-DCで1998年に製造されました。しかし2008年に三木鉄道は廃止となり、2009年にひたちなか海浜鉄道にやってきました。塗装は三木鉄道時代そのままで走っています。

そしてまもなく運転を開始するキハ11形。JR東海と東海交通事業城北線で走っていた車両が譲渡されてきました。基本設計は3710形と同じです。塗装もこのままJR東海色で運用に就くようです。

こちらはすでに運転を終了していますが、那珂湊駅構内にその姿をとどめているキハ222。北海道の羽幌炭礦鉄道で活躍していた車両で、鉄道の廃止に伴いこちらに移籍してきた車両で、旧国鉄のキハ22形の類似車両です。運転台の窓の旋回窓が北国の車両を彷彿とさせます。


こちらは阿字ヶ浦駅構内に留置されているキハ2005。この9月に運転を終了しています。九州の島原鉄道急行色をまとっていますが、元は北海道の留萠鉄道で使われていた車両で、同鉄道廃線のさいに移籍してきた車両です。キハ222と同じく旧国鉄キハ22形の類似車両です。