新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

帰宅

2021-11-24 19:29:00 | 日記
退院をして以来1週間以上にわたり実家で世話になっていました。
11/19に抜糸でしたが、まだ一部の傷口がくっついていなかったからか半分だけ抜糸になり、残りは22日に抜糸されました。抜糸をしてから先生にあまり体重をかけずに右足をつけてもいいよと言われたので、1日様子を見て今日、自宅へと帰宅しました。
実家ではありますが、10年以上離れているとやっぱり狭いながらも落ち着くのは我が家だと思ってしまいました。

近鉄特急の分類

2021-11-19 16:20:00 | 鉄道
近鉄特急にはJRでいうところの列車愛称がありません。時刻表やきっぷの表示も第〇〇列車と列車番号が表記され、特急券の申し込みも〇〇時発を△△までとか、発駅と着駅、発車時刻を伝えての申し込みとなります。「しまかぜ」や「ひのとり」は車両につけられた愛称。
では、近鉄部内や鉄道愛好家はどのように区別しているのか、ご紹介いたしましょう。

名阪甲特急
近鉄名古屋と大阪難波を結ぶ特急で、津・鶴橋・大阪上本町のみ停車(一部大和八木にも停車)する速達タイプの特急で、近鉄特急の花形とも言える特急。過去にはビスタカーやアーバンライナーなど近鉄特急のフラッグシップが投入されてきました。
名阪間では新幹線が圧倒的に速いですが、最高130km/hで走行したり、座席の改良や居住性の向上を図ったりしていますし、なんばや上本町などミナミから名古屋へ一本でいけることから一定の需要を確保しているようです。現在は新型の80000系ひのとりが運用され、さらなる快適性をもたらしています。

名阪乙特急
近鉄名古屋と大阪難波を結びますが、こちらは停車駅が多く,基本的には桑名・近鉄四日市・白子・津・名張・大和八木・鶴橋・大阪上本町に停車します。かつては汎用タイプの特急車(22600系ACE、22000系ace、12400・12600系サニーカー)が使用されていましたが,現在は21000・21020系アーバンライナーが使用されています。

阪伊甲特急
大阪難波と賢島の間を走る速達タイプの特急。土休日ダイヤで1往復と大阪難波発鳥羽ゆきが1本走っています。停車駅は大阪上本町・鶴橋・伊勢市・宇治山田・鳥羽・志摩磯部・鵜方で、鳥羽までの列車は大和八木にも停車します。賢島ゆきは大阪から伊勢志摩へ最速で走り、鶴橋ー伊勢市間をおよそ1時間半ノンストップで駆け抜けます。23000系伊勢志摩ライナーが賢島ゆきに使用され、鳥羽ゆきは30000系ビスタEXで運転されています。

阪伊乙特急
大阪難波と賢島の間を走り、停車駅の多い特急です。一部宇治山田や鳥羽までの列車もあります。停車駅は大阪上本町・大和八木・名張・伊勢中川・松阪・伊勢市・宇治山田・五十鈴川・鳥羽・志摩磯部・鵜方を基本に、布施・大和高田・榛原・桔梗が丘・伊賀神戸・榊原温泉口に停車する列車もあります。伊勢志摩ライナー、ビスタEX、汎用特急車が運用されています。

名伊甲特急
近鉄名古屋ー賢島間で、土休日に1往復運転される列車で、阪伊甲特急と同じく伊勢志摩ライナーが限定で運用されています。東海地区から伊勢志摩へ最速であるほか、新幹線を介して東京方面からのアクセスもになっています。停車駅も津・伊勢市・宇治山田・鳥羽・志摩磯部・鵜方と限られたものになっており、ダイヤ面でも東京から日帰りで伊勢神宮参拝できるようになっています。

名伊乙特急
近鉄名古屋ー賢島間を基本に松阪・宇治山田・鳥羽までの列車も運転され、概ね毎時2本が運転されています。東京方面から伊勢志摩へのアクセスはもちろんですが、名古屋から三重県内への輸送も多く,停車駅も桑名・近鉄四日市・白子・津・伊勢中川・松阪・伊勢市・宇治山田・五十鈴川・鳥羽・志摩磯部・鵜方を基本に朝夕には久居停車の列車もあります。
車両は汎用特急車を中心にビスタEX、アーバンライナー、伊勢志摩ライナーが使用されています。
京伊特急
京都ー賢島間を走る列車で、その距離195.2km。私鉄最長走行距離を誇る列車です。停車駅は近鉄丹波橋・大和西大寺・大和八木・名張・伊勢中川・松阪・伊勢市・宇治山田・五十鈴川・鳥羽・志摩磯部・鵜方を基本に、高の原・西ノ京・榛原・榊原温泉口に停車する列車もあり、京都から新幹線で西日本各地から伊勢志摩への観光客のほか、運転経路のかぶる阪伊乙特急の補完や、大和八木で名阪乙特急と乗り継ぐことで、名古屋と奈良・京都方面を結ぶ役割も果たしています。車両は汎用特急車の他、伊勢志摩ライナーも使用されています。

京橿特急
京都ー橿原神宮前間で運転される特急で毎時2本が運転されています。橿原神宮前で吉野特急と接続することから近鉄線主要駅からと、京都・名古屋を介して東海道・山陽新幹線からの吉野連絡の性格も帯びており、12200系スナックカーまでは吉野連絡の副票をつけていました。停車駅は近鉄丹波橋・大和西大寺・大和八木で、朝夕に高の原、日中に薬師寺や唐招提寺への最寄駅の西ノ京に停車する列車があります。汎用特急車主体の運用になっています。
京奈特急
京都ー近鉄奈良間で運転されています。京都・奈良という古都を結ぶ短距離特急となっています。しかしながら毎時2本が確保されており、京都ー大和西大寺間では京橿特急と合わせて毎時4本と高頻度運転となっています。京橿特急と同様に汎用特急車中心の運用になっていますが、大和西大寺駅にある西大寺車庫への入出庫の関係で京伊特急に使用される伊勢志摩ライナーも運用されています。
阪奈特急
大阪難波ー奈良間で運転され、平日朝の大阪難波ゆき、夕方の奈良ゆきのみ設定の通勤特急となっています。同線を走る快速急行や急行と所要時間も変わらないことから日中はそちらがメインとなっています。停車駅は大阪上本町・鶴橋・生駒・学園前・大和西大寺となっています。
京奈特急と同様に西大寺車庫への入出庫運用も兼ねていて、阪伊特急や名阪特急で運用される伊勢志摩ライナーやアーバンライナー、さらには新型特急ひのとりで運転される列車もあり、短距離でお手軽に乗車できます。

吉野特急
大阪阿部野橋ー吉野間を走る特急です。走行する南大阪・吉野線は標準軌(1435mm)の他の近鉄線と違い、狭軌(1067mm)の路線なので独立しており、他線との乗り入れはありません。停車駅は尺土・高田市・橿原神宮前・飛鳥・壺阪山・吉野口・福神・下市口・六田・大和上市・吉野神宮とやや多めとなっています。
車両は南大阪線用の16000・16400・16600系の汎用特急車の他、26000系さくらライナーも使用されています。

観光特急しまかぜ
大阪難波・京都・近鉄名古屋から賢島まで走る特急で、全席プレミアムシートの列車です。一応、甲特急に分類され停車駅も準じていますが,名古屋発着列車が津ではなく近鉄四日市に停車するほか、全列車が志摩磯部を通過します。使用車両の50000系は天皇陛下が伊勢神宮に参拝される際の御乗用車にも指定されてます。

観光特急青の交響曲
大阪阿部野橋ー吉野間を走る特急で、通勤型電車を改造した16200系を使用した全車デラックスシートの特急です。停車駅は吉野特急と変わらず、吉野特急の一員としてダイヤに組み込まれています。が、特別車両券が必要となっています。ただし,毎週水曜日は検査のため、汎用特急車で運転されます。
観光特急あをによし
2022年春から運転予定の大阪難波ー近鉄奈良ー京都間を運転する特急です。阪奈特急と京奈特急を合わせたような列車で、大阪難波ー京都間1往復と近鉄奈良ー京都間2往復が運転予定。京阪間を走る列車は近鉄奈良でスイッチバックします。かつては大和西大寺折り返しで阪京特急が運転されており、30年ぶりの復活となります。
車両は12200系を改造した19200系が充当される予定で、おそらく青の交響曲同様に全車デラックスカーになるものと思われます。


以上が現在近鉄で走っている特急列車の系統分類ですが、過去には湯の山特急(大阪・名古屋ー湯の山温泉)や奈伊特急(近鉄奈良ー賢島)もありました。幕式行先表示器を持っていた12200系スナックカーには湯の山特急のコマもあり、乗務員さんのサービスで回送時に表示されていたこともありました。

近鉄の時刻表・続

2021-11-16 11:30:00 | 鉄道
前回2013年に大阪難波駅の時刻表をご紹介いたしましたが、その時は近鉄奈良線系統の一般車時刻表だったので、今回は特急も入った時刻表をご紹介。

宇治山田駅2番線に掲出されている大阪・京都・名古屋方面の時刻表です。

この裏側、3番線側には鳥羽・賢島方面の時刻表が掲出されています。
宇治山田駅は3面4線の駅で1・2番線が行止まり式ホームになっており、宇治山田までの電車の一部が入線します。3番線は鳥羽・賢島方面。宇治山田までの特急は3番線に入り、五十鈴川駅まで回送されて五十鈴川発の特急になるのがほとんどです。そして、4番線が大阪・京都・名古屋方面のりば。ほとんどの特急と伊勢中川までの普通、五十鈴川・鳥羽始発の大阪上本町、近鉄名古屋ゆき急行が発着します。
土休日用の時刻表を拡大しました。
横軸は時間、縦軸は上から特急しまかぜ、特急大阪難波・大阪上本町・京都・近鉄名古屋ゆき、急行大阪上本町・近鉄名古屋ゆき、普通伊勢中川ゆきに並んでいます。そしてそれぞれの行先の列車が発車する時刻が横に並んでいます。時刻のほとんどに色がつけられていますが、これは2番線以外から発車する電車を表示しています。
備考欄には特急の停車駅が表記されていますが、これがなかなか興味深い。
特急停車駅は、しまかぜと一般特急に分けられ、
しまかぜ
大阪難波ゆき:伊勢市・大和八木・鶴橋・大阪上本町
京都ゆき:伊勢市・大和八木・大和西大寺・近鉄丹波橋
近鉄名古屋ゆき:伊勢市・近鉄四日市
特急
大阪難波ゆき:伊勢市・松阪・伊勢中川・名張・大和八木・鶴橋・大阪上本町
(阪伊甲特急は伊勢市・鶴橋・大阪上本町。当駅発1542が該当)
京都ゆき:伊勢市・松阪・伊勢中川・名張・大和八木・大和西大寺・近鉄丹波橋
近鉄名古屋ゆき:伊勢市・松阪・伊勢中川・津・白子・近鉄四日市・桑名
(名伊甲特急は伊勢市・津。当駅発1523が該当)
が基本停車駅となっており、追加停車駅の榊原温泉口、伊賀神戸、桔梗が丘、榛原、大和高田布施、西ノ京、久居はカタカナの記号で対応しています。
それを踏まえてあらためて見ると、大阪難波・上本町ゆきの特急のほぼ全てに追加停車駅のサカハタと記号がついています。だったら最初から停車駅表示を
大阪難波ゆき:伊勢市・松阪・伊勢中川・榊原温泉口・伊賀神戸・名張・榛原・大和八木・大和高田・鶴橋・大阪上本町
にしておいてほしいですが、そうはいかない近鉄のこだわりがあるのでしょう。
特急が各方面に行くのに比べて急行、普通系統は非常にシンプルで急行が毎時1・2本、普通は30分ヘッドで、急行も普通も朝夕に増える程度となっています。急行も大阪へ向かうのは朝夕の列車で日中はより近い名古屋行きになっているのは旅客流動がそうなっているのでしょう。
時刻表以外の近鉄のこだわりとして駅名の上に旧国名(伊勢、伊賀、大和)、難波や上本町の大阪、そして社名の近鉄がつくと必ず小さく表記すること。近鉄以外であまり見たことがなく、ここも近鉄らしいといったところでしょうか。
こうしてみると宇治山田駅は近鉄の施策がよくわかる時刻表で、大阪・京都・名古屋から伊勢志摩への特急中心にダイヤが組まれていることが分かります。速達タイプの阪伊甲特急・名伊甲特急、観光特急しまかぜの発車時刻なども伊勢志摩観光を終えて帰るにはちょうどいい時間ですし。
ちなみに近鉄駅掲出の時刻表は、近鉄公式サイトで全駅を見ることができます。



退院

2021-11-14 11:07:00 | 日記
昨日、11/13に退院をして、とりあえず自宅へ帰りました。
ただ自宅で一晩過ごして、松葉杖での生活にかなり支障があることがわかったので、とりあえず抜糸するまで実家に厄介になろうかと思っています。
現状は松葉杖で手術をした足に体重をかけてはいけないので、移動するのも出かけるのもきつく、ちょっと移動しただけで息があがってしまう有様。試しにバス停まで行ってみましたが、かなりきつく往復したらぜいぜいいっていました。
しばらくは大変な日々になりそうです。


ふらっと電車に乗って その2

2021-11-12 17:12:00 | 鉄道
今は昔、10月のお話です。10月初めのお出かけの1週間後の10/9。今度は北関東へと向かいました。

浅草から東武特急スペーシアに乗って東武日光へ向かいます。そろそろみなさん動き始めたようで、0800発東武日光行き特急けごん号も以前に比べると乗客が多くなってきた感じです。乗車した号車もほとんどが下今市・東武日光まで乗っており、下今市で降りた人は鬼怒川・川治方面でしょうか。接続の新藤原行きに乗り換えてゆきました。

東武日光に到着すると、先行していたリバティが折り返し停車中。リバティ使用の特急も増え、リバティきぬやリバティりょうもうも見られるようになりました。

そろそろ紅葉シーズンの日光も観光客が増えているようで、東武日光駅前の世界遺産日光の社寺方面へ向かうバス乗り場には、係員が待機しバス乗り場も整列のラインが作られていました。ただ、まだ観光客の人出はピーク時には程遠い感じで、乗車の行列は見られませんでした。

東武日光駅前には岡山市の岡山電気軌道から里帰りした、東武日光軌道線の電車が保存されています。今はバスが走る日光の街のメインストリートをかつては路面電車が走り、神橋の脇や田母沢御用邸の前を電車や電気機関車に牽引された貨物列車が走っていました。そんな記憶を残す電車です。

東武日光駅からJR日光駅までは日光杉並木街道をちょっと歩きます。JR日光駅で時刻表を見ると、日光線宇都宮行きまでしばらく時間があったので、駅周辺をぶらぶら。

東武電車で日光に着く前に見えるJR線をまたぐ跨線人道橋に行ってみると、ちょうど新栃木行きの6050系がやってきました。頃合いになったので駅へ戻るとちょうど折り返しの電車が到着したところでした。

日光線を走る205系電車は馴染みのある京葉線で走っていた205系を改造した車両。京葉線用独特の前面形状を持っています。

行き先方向幕は日光線専用の物に取り替えらています。

乗務員のエンド交換も終わり、ヘッドライトが点灯しているので、その姿をじっくりと撮影します。1990年の東京開業からほぼ毎日のように乗っていた電車なので、色は変わっても懐かしく、まるで旧友に会ったような感じです。

4両編成の電車を一通り見ていると、ちょうど終端部を跨ぐ東武線を復活塗装のスペーシアがゆっくりと通過していきました。こちらも懐かしいカラーです。
中間電動車に乗り、モーターの唸りを楽しみますが、日光線は宇都宮から日光に向けて上り勾配になっているので、宇都宮行きは坂を下ってゆく走りで軽やかに下ってゆきます。モーターの唸りを聞きたいのであれば日光行きに乗ったほうがよさそうでした。それでも205系の直流モーターの音を楽しみながら宇都宮まで乗ります。

宇都宮で宇都宮線黒磯行きに乗り換え。こちらも元京葉線の205系改造車が使われています。上野東京ラインや湘南新宿ラインを走るE231系やE233系と同じ湘南色の帯を巻いていますが、京葉線独特の前面形状はそのままです。日光線と宇都宮線の205系は一応区別されていますが、運用の都合で日光線色が宇都宮線を、湘南色が日光線を走ることもあるようです。

宇都宮線・日光線205系置き換え用のE131系600番台も所属区の小山車両センターに搬入されており、目下試運転の最中。宇都宮駅に隣接する宇都宮運転所では、乗務員訓練に使用されている姿が発車する電車の中から見られました。

終点の黒磯まで乗って折り返します。日光線ではそんなに感じませんでしたが、宇都宮線では撮り鉄・乗り鉄が動き回っていました。

黒磯から那須塩原まで戻って、那須塩原からは東北新幹線に乗って帰ります。東京ゆきやまびこ号を待っている間に新幹線ホームから見下ろすと、埼京線から転用された標準顔の205系が発車していくところでした。
日光・宇都宮線のE131系運転開始は今のところアナウンスされていませんが、国鉄時代に設計されてJR初期に大量増備されて、東京圏の通勤輸送を支えた205系電車の終焉の時も近づいているようです。