新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

週末パスで乗り鉄2018初秋〜8

2018-10-29 19:11:52 | 旅行


観光列車ろくもん号は既存の115系電車を改造して2014年に登場しました。トータルデザインはご覧になればわかりますが水戸岡鋭治氏です。信州上田城主であった真田氏の家紋の六文銭から取られた列車名。車体も真田氏の甲冑の色である赤備をイメージしたカラーになっています。

ろくもん号はしなの鉄道・JR信越線軽井沢ー長野間で運転されています。2号車と3号車はレストランカーとなっており、軽井沢発長野行きはフレンチを、長野発軽井沢行きは和食を楽しむことができます。1号車は座席指定のみで、気軽に利用ができます。今回は指定席の1号車をあらかじめウェブ予約をしておきました。

座席は浅間山側が1人がけの席がテーブルを挟んでいます。千曲川側は4人がけの座席になっていました。空いていた1人がけの座席を予約してあったので、早速乗車すると、客室乗務員のご案内で席に通されました。この辺りはさすが観光列車です。


車内はJR九州885系特急電車「白いかもめ」「白いソニック」から水戸岡氏が使い始めた木材がふんだんに使用されています。そしてあちらこちらに水戸岡デザインが見られ、電車というよりはどこかのホテルにいるような感じです。ただ窓枠などにアルミサッシの2段窓が残り、この辺りは種車の115系の面影が残っています。

軽井沢駅を1035に発車。発車すると駅長をはじめとする駅係員やキッズスペース担当の方たちの見送りを受けます。この日は子ども体験駅長もおられました。


週末パスで乗り鉄2018初秋〜7

2018-10-13 19:20:53 | 旅行

だいぶ間が空いてしまいましたが、構わず続けてゆきます。

旧駅舎口改札前にある森の小リスキッズくらぶ内には、ろくもん関連グッズやコリスケをデザインしたグッズを販売しています。お土産に何点か買いました。
そしてその後ろ、旧ホーム部分には碓氷峠関連の機関車が保存展示されています。

1998年の信越線横川ー軽井沢間廃止まで峠のシェルパとして活躍していたEF63型電気機関車。2両1組になって碓氷峠を通過する列車の峠の麓側に連結されて、登りは列車を後ろから押して66.7‰の急勾配を登り、下りは発電ブレーキをきかせて峠を下りていました。碓氷峠廃止から20年。この機関車を知らない人が増えてきているのは致し方ありませんが、若いお父さんの「この青いのなんだろうね」の発言に碓氷峠が遠くなってしまったのを実感しました。

EF63の前の前にアプト式で碓氷峠に挑んでいたのがこちらの10000形。のちにEC40形となりました。1912年にドイツAEG/エスリンゲン社により製造され輸入された電気機関車で、国鉄が初めて輸入した電気機関車です。当初は蒸気機関車による運転だった横川ー軽井沢間で使われ、煤煙に悩む乗務員を救いました。1936年までに後継のED42形に置き換えられて廃車になりましたが、当機は大宮工場で保管ののち、福井県の京福電気鉄道に譲渡され機関車として活躍しましたが、1964年に保存のために国鉄に戻されています。同時に鉄道記念物にも指定されています。

構内をぶらぶらしているうちにいよいよお目当のろくもん号の乗車時間が近づいたようです。指定券を確認してから乗車することにしましょう。