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豊橋からは飯田線の旅。1008発飯田ゆき特急ワイドビュー伊那路1号に乗車します。
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ワイドビュー伊那路号は373系電車3両編成。かつては特急東海や快速ムーンライトながらで東京にも来ていましたが、現在はワイドビュー伊那路や身延線特急ワイドビューふじかわ号の他東海道線でホームライナーや普通電車に使われています。特急車両ですがデッキ部分の仕切りドアはなく、特急と近郊電車の中間といった構造になっています。
走行距離は130km程度と短距離特急になりますが、所要時間は実に2時間半以上。飯田線の線形が災いして日本有数の鈍足特急になっています。豊橋発車時点で半分も乗っていないぐらいの乗車率で発車。この先は降りてゆくばかりと思われるので、のんびりと過ごします。
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時折車掌さんの車窓案内なども入り観光特急の様相。長篠の戦いで有名な長篠城の脇を通ったり、
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中部天竜ー佐久間間では佐久間水力発電所の脇を通ります。ここから列車は天竜川に沿って走ってゆきますが、この佐久間から大嵐の間は佐久間ダム建設の際に一山越えたところに線路が付け替えられた区間。長いトンネルで水窪川流域へと出て、水窪川の谷を走ります。
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途中第六水窪川橋梁は、対岸まで渡らずに元の岸へ戻るという通称渡らずの橋。飯田線の撮影名所にもなっています。
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大嵐で天竜川流域に出るとそこは秘境駅銀座。小和田、中井侍、伊那小沢と人跡稀な場所にある駅を通過します。天竜川に沿って走る区間は右に左にカーブを切ってゆき、速度も上がりません。
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時折車窓に現れるのは天竜川の水面。あとは木々の中を走ってゆきます。
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終点の飯田には1240着。乗り換えは1304発茅野ゆき普通列車ですが、一度改札を出て駅前にあった御当地マンホールを。
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1304発の茅野ゆきは213系5000番台の2輌編成。天竜峡始発で帰宅の高校生で混雑していましたが、なんとか座席を確保できました。飯田を発車して桜町、伊那上郷でも高校生が乗って来ますが、数駅で下車してゆきます。しかしながら乗っている高校生も多く、長距離通学なのかなと思ってしまいます。
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列車は伊那谷を北へ向けて走ってゆきます。車窓には雪をかぶった南アルプスの山々が見えるようになって来ます。カーブも多く駅数も多いので普通列車に乗っていると非常に時間の流れが遅く感じます。
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南アルプスの山を見ながら伊那大島駅で7分停車して飯田方面の列車と行き違い。対向列車が遅れているので5分ほど遅れて発車。
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さらに七久保駅でも5分停車して列車交換と、停車時間の多い駅が続きます。単線でなかなか遅れも解消されませんが、定刻1426着の駒ヶ根で14分停車するので、遅れはそこで解消されます。車窓もあまり代わり映えしないので、持って来た本を読んで過ごします。
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いい加減飽きて来た1516に伊那松島に到着。ここでも9分停車するのでホームへ出てリフレッシュ。かつては伊那松島機関区が置かれ飯田線運行の中枢でしたが、今は留置線があるだけの駅です。1526に伊那松島を発車。
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辰野で中央本線の視線と合流し、岡谷に1555着。列車はこの先中央本線の茅野まで走りますが、ここで下車して特急あずさ号に乗り換えます。
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トイレに行ったりちょっと食べるものを買ったりして1606発新宿ゆき特急あずさ44号で帰路につきます。下諏訪あたりでふとみると諏訪から見える富士山の姿が。ブラタモリで諏訪湖から富士山が見えることを紹介していましたが、実際に見えることを確認するとちょっと嬉しい気分です。
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特急あずさは夕闇迫る信濃路を快走。八ヶ岳にも夕日があたりなんともいえない姿になっていました。すっかり暗くなった甲府でお客さんを乗せて新宿へ向かいます。途中の大月では富士急行線河口湖からやって来た特急富士回遊44号の後ろに連結して12両編成になって新宿を目指します。新宿には1843着。
このあとは地下鉄東西線で帰るのですが、平日なので夕ラッシュ時間帯。大手町あたりで乗り換えると混んでいるなと思い、山手線で高田馬場へ出て地下鉄東西線に乗り換えます。各駅停車西船橋行きに乗って帰宅しました。