新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

冬の富山・金沢ふたり旅〜6

2018-01-30 19:11:51 | 旅行


新幹線で富山に着いてから駅前でお昼ごはん。お昼を食べてから今夜のお宿のある宇奈月温泉へ富山地鉄で行こうとしますが、ゆかりんが難色を示したので、さらに一駅新幹線に乗って黒部宇奈月温泉駅で乗り換えることにします。
富山1319発東京行きはくたか564号に乗り、1332着の黒部宇奈月温泉で下車、地鉄電車の新黒部駅から1403発の宇奈月温泉駅まではアルプスエキスプレスの特急うなづき号に乗ります。明日の朝も新幹線経由で富山へ戻る予定なので黒部宇奈月温泉駅で富山までの乗車券と新幹線特定自由席特急券を買い、新黒部駅では新黒部ー宇奈月温泉間往復切符を買っておきます。

アルプスエキスプレスは元西武レッドアローの5000系を改造したものです。この辺りは11月の記事に書いたので詳細は省きますが、リクライニングシートに座ってしばしくつろぎます。ゆかりんは水戸岡デザインの車内撮影に勤しんでいました。

宇奈月温泉に向かって走る車窓はみるみるうちに雪景色に。つい2ヶ月前には紅葉を見ながら乗っていましたが、雪景色もいいものです。

宇奈月温泉駅に1422着。宇奈月温泉もすっかり雪景色になっており、隣の黒部峡谷鉄道の駅ではトロッコ車両にシートがかけられて冬籠りとなっていました。

宇奈月温泉駅はバリアフリー対応工事で仮駅舎での営業となっていますが、本来の駅舎の前には温泉噴水があり、あたたかそうな湯気が出ていました。
駅から除雪されている道を歩いて本日のお宿へと向かいます。本日のお宿は宇奈月温泉延対寺荘さん。富山地鉄を舞台にした映画「RAILWAYS 2」にも出てきたお宿で、昭和天皇もご宿泊なさったお宿です。チェックイン時刻の前に着いたのですが、お部屋の準備ができたので早めにお部屋に入れてもらえました。


東京ディズニーリゾート35周年

2018-01-18 20:20:51 | ディズニーシー

東京ディズニーリゾート35周年
Happiest Celebration!
4.15.2018〜3.25.2019

どこまでも広がるディズニーの新しい世界。
何が起こるかわからない、ワクワクする気持ち。
さあ、いよいよ、ディズニー史上最高に幸せな祭典が始まります。
見るもの、聞くもの、触れるもの、全てが圧倒的なディズニーの世界…
 華やかに彩られたパークでディズニーの仲間たちやキャストたちが
最高の笑顔でゲストの皆さんをお迎えします。今まで体験したことのない、
最高に幸せな1年のはじまりをみんなと一緒に盛大にお祝いしましょう! 


1983年4月15日に東京ディズニーランドが、千葉県浦安市にオープンしてから今年で35年。東京ディズニーリゾートは35周年の時を迎えました。そしていよいよ4月15日から35周年イベントが始まります。
東京ディズニーランドは35周年イベント"Happiest Celebration!"がメインとなり、昼のパレードのみならず、夜のキャッスルプロジェクションショーも夏からリニューアルします。また開園以来親しまれている「イッツ・ア・スモールワールド」もリニューアルされます。
東京ディズニーシーは通常の年間スケジュールですが、35周年の特別ハーバーショーが開催、またSSコロンビア号の前のドックサイドステージのショーもリニューアルされる予定です。
なんだかつい最近30周年を迎えた気がしますが、あっという間に5年が過ぎてしまった感じがします。まあ、間に東京ディズニーシー15周年が入っていたので、なおさら早く感じるのでしょう。

35周年を迎え、お祭りモードに入る東京ディズニーリゾートへどうぞお出かけください。 


冬の富山・金沢ふたり旅〜5

2018-01-18 19:52:55 | 旅行

金沢城を後にして近くにある尾山神社へと向かいます。

金沢城から入ると東神門から入ることになりますが、この東神門は金沢城二の丸御殿で使われていた門で、度々発生した二の丸御殿の火災でも燃えなかったと言われています。その東神門を通って本殿へ参拝します。

尾山神社は1873年の創建で、祭神は加賀藩初代藩主前田利家公となっています。お正月の参拝ということで期せずして初詣となりました。ご挨拶程度の参拝にとどめます。

そして尾山神社といえばこの神門。擬洋風建築に中国風のエッセンスが入った建築で重要文化財にも指定されています。3階部分は灯台の役割をしていたとかで、かつては金沢市の港町からも見えたそうです。また屋根上には日本最古の避雷針が立っており、現在でも避雷針としての役割を果たしています。
雪の降る中参拝を済ませて、尾山神社バス停まで歩きバスで金沢駅へ。この区間はバスの系統が重複しているので頻繁に金沢駅行きのバスがやってくるので安心です。

金沢駅で外せないのがやはり鼓門。雪の降る中写真を撮っている人があちらこちらに。降りしきる雪が画面に入り、金沢らしい情景になりました。

こちらは噴水の時計。メッセージと時刻が交互に噴水で表示されるものです。
駅へ戻り荷物を回収してから富山へと向かいます。ちょうどお昼前ですが、お昼ご飯は富山で食べることにして新幹線に乗ります。

1146発東京行きかがやき526号に乗ります。1126発の富山行きつるぎ708号にも間に合う時間だったのですが、かがやき号に乗車。この電車に乗っていけば東京に14時過ぎに到着とはやはり新幹線は速いです。

金沢駅の新幹線ホームを見て、E7系電車に乗って金沢を後にします。


冬の富山・金沢ふたり旅〜4

2018-01-15 20:22:06 | 旅行


兼六園側から金沢城に入るとなるとやはり石川門からになります。石川門は典型的な枡形門で、橋を渡って石川櫓を見ながら高麗門をくぐり枡形の中に入り、

右に曲がって櫓門をくぐって城内に入ります。世が世なら、この枡形の中では取り囲む櫓の中から前田家のご家来衆に監視されていることでしょう。

さて、この石川門を入るときにどうしても目につくのは、左側と右側で石垣が全く異なる様相を呈していること。普通ならばどちらかに統一されているはずです。
1759年の金沢大火の際にこの石川門も被害を受け、比較的損傷の少なかった左側の石垣を残し、損傷の激しかった石垣は作り直しています。右側は三代藩主利常公の時に作られた粗加工石積みと呼ばれる積み方。それ以外は加工した石を積む切石積みで作り直されているために生まれたもの。ちなみに粗加工石積みの方の石垣には、刻印のある石が多く見られますが、この手法は利常公の時代の特徴ともなっています。

その利常公の時代の石垣の象徴とも言えるのが、五十間長屋の石垣。パッチワークのようにも見えるカラフルな石垣で、石の刻印を見せています。この刻印が出ている意図は謎のままですが、関ヶ原以後の平和な時代に作られた遊び心のある石垣ではないでしょうか。

五十間長屋に続くように建つ橋爪門。金沢城二の丸の表門にあたる門で、金沢城の中でも一番格式のある門だそうです。高麗門の一ノ門をくぐり、枡形の先にニノ門が現れます。

この橋爪門の高麗門には正月のしめ飾りがつけられていました。
このしめ飾りは「加賀藩儀式風俗図絵」の元日登城の絵を参考に再現したもので数の子飾りと呼ばれているしめ飾りです。これもまたお正月らしい演出です。

こちらは二の丸と三十間長屋のある場所を隔てている堀の石垣。この石垣にも刻印のある石が使われ刻印のある方が表にされています。これも利常公の時代の石垣と思われます。
そして兼六園の基礎を作った五代綱紀公の時代になると切石積みが主体となりますが、この綱紀公。奇抜なアイデアの持ち主のようで…。

玉泉院丸庭園へ降りてゆくと現れる石垣。色紙短冊積みと呼ばれるものですが、石垣本来の防御性を求めるのであればタブーとされている縦に石を積んでしまっています。こうなると完全に趣味性が入った石垣。実際、この石垣は観賞用の石垣で、石垣の上部にある樋から水を流して滝のように見せていたとか。ここまでくると一つの絵を見ているのような感じになります。

庭園の側から石垣を見るとこんな感じ。ここから見ると防御のための石垣ではなく、観賞用の石垣であることがよくわかります。玉泉院丸庭園は綱紀公の時代以後「殿様のお庭」と呼ばれていたそうですから、加賀藩のお殿様はこのお庭を楽しんでいたのでしょう。


玉泉院丸から城外へ出ると石垣の一部が解体されており、発掘調査が行われています。この辺りには玉泉院丸鼠多門の遺構があり、その以降の調査を行なっているようです。調査後には鼠多門と櫓が復元されるのでしょうか。
金沢城を後にして道の反対側へある尾山神社へと向かいました。 


冬の富山・金沢ふたり旅〜3

2018-01-13 19:28:52 | 旅行


1/3の早朝、いつもの通り5時半ごろに目が覚めてしまいました。そこで旅先での早朝散歩に出かけて、ついでに朝ごはんを買ってこようとまだ寝ているゆかりんを部屋に残して部屋を出ます。金沢市内は2016年の夏に自転車で走って郵便局巡りをしているので、なんとなく道もわかるので香林坊から金沢城辺りまで歩けるかな、なんて思いながらまだ夜明け前の中、表へ出ると大粒の雪が風に吹かれ降っていました。見たことのない大粒の雪に驚きながらも歩きだすとあっという間に歩道は真っ白に。吹雪のような天気に戻ろうかと思いますが、出てしまったものは仕方がないのでとりあえず歩きます。さすがに雪の中を歩くのは大変なので武蔵ヶ辻付近まで行ってから金沢駅へ戻り、ホテルへ。戻りしなにコンビニで朝ごはんを買って帰ります。

部屋に戻り朝ごはんを食べつつテレビでたまたまやっていたタカトシの路線バスの旅金沢編を見ていると、どこからともなくサイレンの音が聞こえます。窓の外を見ると金沢駅前の交差点で衝突事故が起きていて警察や消防が続々と集まって来ていました。雪で視界が悪くなったところへ出会い頭の衝突事故でしょうか。とにかく緊急車両の数が多かったです。
朝ごはんを食べて支度をして8時半ごろにチェックアウト。金沢駅構内に荷物を預けてからバスに乗って兼六園下へ。

兼六園下バス停でバスを降りると雪が降って来て、金沢城石川門にも雪が降っていました。雪が降っていますが、とりあえず兼六園へと向かいます。年末年始の特別で無料で入園できました。
兼六園といえば金沢での著名観光地です。加賀藩5代藩主前田綱紀公が1676年に現在の瓢池周辺を整備したのに始まります。1759年の金沢大火で一部焼失し、荒廃しましたが、11代治脩公が復興に取り組み、12代斉広公の時に「兼六園」と名付けられ、13代斉泰公のときに現在見られるような回遊式庭園の基本的な構図が出来上がりました。

兼六園といえば何と言ってもことじ灯籠。兼六園を象徴する光景で、頻繁に記念撮影をする観光客が訪れていました。

そんな中でほとんどの人が注目しないのがこちらの石造りの通路のようなもの。この下には石管が通っており、その先に見える枡形と繋がっています。実はこれはかつて金沢城とつながっており、辰巳用水から引いた兼六園の池の水を城内へ配水するためのもの。兼六園とお城の間には百間堀があり水を送るのは不可能のようですが、逆サイフォン方式で水を送っていたようです。その遺構が兼六園側にのみ残っています。

そして冬の兼六園を象徴する風景が雪吊り。雪の重みで枝が折れないようにしているのですが、やはり枝に雪の積もった光景が見たいような気がします。

朝から断続的に降っている雪は、そうそう積もらなそうな感じですが、芝生の場所は薄く雪化粧をしていました。

こちらが兼六園最古の池である瓢池の景色。小さいながらも滝があり、滝の音がなんともいえません。

屋根にうっすら雪化粧をした夕顔亭。この夕顔亭は1774年の築造で兼六園に現存する最も古い建造物です。木々の間から雪化粧をまとった建物を見るのもまた味があります。
兼六園をぐるっと一周してから金沢城へと向かうことにします。